北海道よもやま話

世界の先端バイオ技術を無視し、発言しない日本の生産者の責任

日本国内で販売される農薬には登録制度があり、すべての生産者は、その制度に従った適切な使用が求められる。今はそんなことはないだろうが、かつては現場で農薬使用の解釈に悩むこともあったようだ。ダイズ栽培では、雑草管理次第で収量が決まることは前回述べたが、どんな除草剤を使えば、生産者に最大の効果をもたらすかは、最終的に生産者自らの農薬選択による。
日食。真実が見えないのは、月のせい? 雲のせい?
食の損得感情

私たちの限界――食品安全委員会人事から

ある代議士の秘書を務めていた経験のある友人が漏らしていたことがある。彼の見るところ、ほとんどの国会議員には勉強の時間がないと言う。公務のほかに、党の会議や他の代議士との調整などのいわゆる“政治”に要する時間、地元や支持団体等へのケアや活動資金を集めるなど立場を守るための時間といったものが多く、直接かかわっているテーマについてさえ、自分で勉強する時間を作るのが非常に難しい。
うねやま研究室

EFSAの食品の健康影響評価は厳しすぎるのか?

食品の栄養価や健康影響に関する情報は、世界中で消費者のニーズが高いものであると同時に、世界中で誤解を招くものや虚偽・誇大広告の類が問題になっているものでもあります。今回は、現在ヨーロッパで進行中の新しい表示規制の一部について、紹介してみようと思います。
Maryanskiのバイテクと食品安全考

バイテク表示:「消費者の知る権利」と多くの国は言う――なぜ米国は違うのか?/Biotech Labeling: A Consumer’s Right to Know? Many countries believe so. Why is the U.S. Different?

およそ30カ国が、消費者向けに販売される食品は現代バイオテクノロジーを用いて開発された作物が使用されていることを表示しなければならないと義務づけている(生産方法の表示)。そのほとんどの国では、この表示義務は食品が現代バイオテクノロジーを使って作られたものであると知りたいという消費者の要求に応える政府の義務(少なくとも必要なもの)として捉えられている。この種類の表示を支持する人々は、健康への懸念から […]
5円玉のダウジング。「どれどれ、この本にはいいことが書いてあるかな?……読めばわかるか」
食の損得感情

「波動」の正体(2)

《6月25日の続き》私が「は?」という顔をしているのを見て、彼はいみじくも言った。「電気的な意味は全くないそうです」。言われてみて納得。「そういうことか!」と二人で合点した。それが“科学的な何か”である必要はなかったのだ。もちろん、構成作家のその人もそのことを見抜いているのだ。