感染症対策の決め手は手洗い

 浜松市の小学校での集団感染はじめ各地からノロウイルス感染のニュースが入ってきています。

 対策として注意すべき点はさまざまありますが、とくに2つの点は押さえておきたいと思います。

  1. 手洗いの励行。トイレ使用後、食品の調理の前、食事の前は、石けんと水でしっかりと手指を洗浄し、乾燥させること。
  2. ノロウイルス対策としてアルコールの効果は限定的であること(あまり効かない)。次亜塩素酸水など、ノロウイルス対策として効果的な方法の導入を検討すること。

 また、不特定多数の人がトング、杓子等の用具や食品自体に触れることが多いセルフサービスの売場等では、ノロウイルスをはじめとする感染源を完全に管理しきれない場合もあります。

 さらに、お客のほとんどが来店時に手を洗うことがない飲食店の店内も、ノロウイルス等の感染源が存在するリスクの高い状態にあると考えられます。

 売場・客席のあり方、販売方法、お客への要求事項等について、慣習・前例・常識にとらわれることなく、最善かどうかをいまいちど考え直すことも必要でしょう。

※ノロウイルスに関するQ&A

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

※このコラムはメールマガジンで公開したものです。

齋藤訓之
About 齋藤訓之 300 Articles
Food Watch Japan編集長 さいとう・さとし 1988年中央大学卒業。柴田書店「月刊食堂」編集者、日経BP社「日経レストラン」記者、農業技術通信社取締役「農業経営者」副編集長兼出版部長等を経て独立。2010年10月株式会社香雪社を設立。公益財団法人流通経済研究所客員研究員。昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。日本フードサービス学会会員。戸板女子短期大学食物栄養科非常勤講師。東京栄養食糧専門学校非常勤講師。亜細亜大学経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科非常勤講師。著書に「有機野菜はウソをつく」(SBクリエイティブ)、「食品業界のしくみ」「外食業界のしくみ」(ともにナツメ社)、「農業成功マニュアル―『農家になる!』夢を現実に」(翔泳社)、共著・監修に「創発する営業」(上原征彦編著ほか、丸善出版)、「創発するマーケティング」(井関利明・上原征彦著ほか、日経BPコンサルティング)、「農業をはじめたい人の本―作物別にわかる就農完全ガイド」(監修、成美堂出版)など。※amazon著者ページ →