サンマ21%増、価格2割弱安

2024年9月第4週(2024年9月20日〜2024年9月26日)

サンマ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年9月第4週(2024年9月20日〜2024年9月26日)の概況より。
23日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ9%の減少。前年同期は2023年9月22日〜2023年9月28日。
1日平均取扱数量は総量1,018t(94%、95%)。このうち鮮魚類は510t(前週比91%、前年同期比80%)、冷凍魚類は290t(前週比118%、前年同期比158%)、塩干加工品は219t(前週比77%、前年同期比86%)。

日ごとの動き

9月20日(金)週末の取引、入荷増で買い気は振るわなかった。カツオが1〜3割、スルメは1〜2割ともに続落、イワシは2割反落、ブリは続軟調、アジとサバはともに1〜2割上伸、サンマは小動き。相場全体では軟調。

9月21日(土)連休前の取引、買い気は上向き、荷動きはおおむね順調だった。アジは続堅調、サバは小幅続伸、増加のサンマも底堅い値動きだった。カツオは小幅続落、イワシとスルメとブリはともに保合った。相場全体では強保合。

9月24日(火)連休明けの取引、買い気はまずまず。イワシは2〜3割、スルメは1〜2割、ブリは1割ともに上伸、サバは1〜3割続伸、アジは続堅調、大量入荷のサンマは1〜3割下落、カツオは小甘い。相場全体では区々。

9月25日(水)水曜開市日の取引、入荷は減ったが、水曜市で買い気は振るわなかった。アジは2割、カツオはおおむね倍値に上伸、ブリは2〜5割、イワシは3〜4割、ともに続伸、サバは1〜2割反落。相場全体では上伸。

9月26日(木)開市の間の取引、入荷は多くなかったものの、荷動きはいまひとつ。カツオが4〜5割反落、サンマは2〜3割下落、アジは1〜2割反落、イワシは軟調、スルメは3〜4割上伸、ブリは小動き。相場全体では軟調。

品目別の動き

アジ 中型が石川と島根、中小型が宮城主体に入荷。数量は前週に比べ50%減少し、価格は中型が3.5割高、中小型が2割強安。

サバ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は2.5割高。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ25%減少し、価格は1割弱高。

スルメイカ 青森主体に入荷。数量は前週に比べ15%減少し、価格は1割弱安。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ17%増加し、価格はわずかに下落。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ21%増加し、価格は2割弱安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年9月第4週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ62.3159162各地16,74010,1942,484100193
海外7,3445,6484,860102107
メバチ51.5105109各地※冷凍3,0241,00468098106
アジ23.35052石川ほか1,836907432135143
宮城中小4323783247895
サバ21.010496岩手864554378125117
イワシ6.87534北海道1,620508324109136
スルメイカ6.48591青森2,1601,3167569298
冷スルメイカ2.3121192各地2,3762,160
サンマ45.212188北海道5,9401,0153248282
各地解凍1,6201,080
カレイ9.39494北海道1,08078364898114
青森ほかマコ1,2961,18854010088
北海道アカ1,0806965409288
北海道アサバ59454654010389
ハマチ13.3111112愛媛ほか野〆1,2421,1881,13410098
塩サケ18.58983北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類6.013095岩手ほか1,404540324
宮城ぶわ1,512100
カツオ48.6117107宮城1,72873427097118
キンメダイ4.64971東京ほか6,4802,3761,296133129

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/