ブロッコリー半減、トマトも減

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年5月第2週（2024年5月10日〜2024年5月16日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週3日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,021t（前週比74％、前年同期比90％）。

日ごとの動き

前週比ではブロッコリー、アスパラガス、トマト等が減少したため、26％の減少となった。

前年同期比ではかぼちゃ、ふき、にら等が増加したが、さやえんどう、ブロッコリー、そらまめ等が減少したため、10％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

だいこん　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比33％の大幅な減少となった。千葉県産は気温が高く生育が進んで増量したものの、週後半は茨城県産が盛期を過ぎ減少した。千葉県産の価格は保合となった。

にんじん　徳島県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比14％の減少となった。徳島県産は終盤に向け数量がやや落ち着き、価格は強保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に愛知県等から入荷したが、前週比22％の減少となった。愛知県産は降雨で収穫が停滞、神奈川県産は終盤に入り減少し、全体量が少なく価格は急騰した。千葉県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県、群馬県等から入荷したが、前週比で30％の減少となった。茨城県産は盛期を過ぎて減少したが、後続の長野・群馬県産は増量している。長野県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に長野県等から入荷したが、前週比23％の減少となった。端境や他品目の作業のため前週に引き続き数量が不安定。量販店需要は落ち着いているが加工需要はあり、茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　茨城県、群馬県等から入荷したが、前週比30％の減少となった。関東産は降雨により収穫が停滞し、量販店需要がある中で数量が少なかったことから、茨城県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比15％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比32％の大幅な減少となった。埼玉県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、前週比32％の大幅な減少となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比43％の大幅な減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に入荷したが、前週比33％の大幅な減少となった。荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　長崎県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比29％の減少となった。鹿児島県産は終盤で減少している。荷動きはまずまず良好。長崎県産の価格は保合となった。

たまねぎ　佐賀県を中心に兵庫県等から入荷したが、前週比24％の減少となった。佐賀県産の価格は弱保合となった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/