レタス、だいこんなど大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2024年2月第2週（2月9日〜2月15日）の概況より。
開市日数は、今週4日、前週5日、前年4日。
1日平均入荷量は総量6,255t（前週比124％、前年同期比103％）。

日ごとの動き

前週比ではレタス、だいこん、はくさい等が増加したため、24％の増加となった。

前年同期比ではさといも、ごぼう、ねぎ等が減少したが、だいこん、なましいたけ、はくさい等が増加したため、3％の増加となった。

市況は前週比で強含み、前年同期比で保合となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県、千葉県等から入荷した。前週は降雪の影響で入荷量が減少したが、入荷量が回復したことから前週比で35％の大幅な増加となった。神奈川県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比で7％の増加となった。週前半は不足感があったことから相場は上昇し、千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷した。前週は降雪の影響で入荷量が減少したが、入荷量が回復したことから前週比で32％の大幅な増加となった。荷動きはよく、愛知県産の価格は弱含みとなった。

レタス　静岡県を中心に茨城県等から入荷した。前週は降雪の影響で入荷量が減少したが、入荷量が回復したことから前週比で36％の大幅な増加となった。数量は十分なことから荷動きは鈍く、静岡県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に群馬県等から入荷した。前週は降雪の影響で入荷量が減少したが、入荷量が回復したことから前週比で32％の大幅な増加となった。気温が上昇し需要が落ち着いたことから荷動きは鈍いものの、茨城県産の秋冬作物が切り上がりに向かい減少することから、茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週は降雪の影響で入荷量が減少したが、入荷量が回復したことから前週比で14％の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比で10％の増加となった。前週は降雪の影響で入荷量が減少し相場は上昇したが、週後半はやや下落し、千葉県産の価格は強含みとなった。

きゅうり　、宮崎県を中心に千葉県等から入荷し、前週比で23％の増加となった。宮崎県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で31％の大幅な増加となった。荷動きはやや鈍く、熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷し、前週比で11％の増加となった。宮崎県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比で18％の増加となった。大玉傾向なことから小玉の不足感が生じている。北海道産は発芽の懸念があることから荷動きは鈍く、価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷した。北海道産は産地在庫が少ないが、静岡県産の新玉ねぎはピークを過ぎたものの十分な入荷量があることから、前週比で28％の増加となった。北海道産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2024年2月第2週）