ごぼう、かぼちゃなどが増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年3月第3週（3月18日〜3月24日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年4日。
1日平均入荷量は総量4,716t（前週比91％、前年同期比72％）。

日ごとの動き

前週比ではごぼう、かぼちゃ、ブロッコリー等が増加したが、なのはな、じゃがいも、さといも等が減少したため、9％の減少となった。

前年同期比ではごぼう、さつまいも等が増加したが、たまねぎ、なましいたけ、だいこん等が減少したため、28％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、神奈川県産が終盤に近付き減少し、前週比3％の減少となった。引き合いは落ち着いており、千葉県産の価格は保合となった。

にんじん　徳島県を中心に千葉県等から入荷したが、千葉県産が終盤に近づき減少傾向で、前週比10％の減少となった。徳島県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、低温と悪天候の影響で数量減少し、前週比で10％の減少となった。荷動きは鈍く、愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に長崎県等から入荷したが、静岡県産が終盤で減少傾向のため、前週比9％の減少となった。価格下落により需要が出るも入荷数量は多く、茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、茨城県産の秋冬作が終盤に向けて減少し、前週比22％の減少となった。数量減少によって引き合いは強まり、茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、低温と悪天候によって数量減少し、前週比16％の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷したが、関東産が降雨、降雪のため出荷量減少し、前週比9％の減少となった。荷動きは鈍いものの、下等級品は業務需要があり、千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県を中心に宮崎県等から入荷したが、低温や悪天候のため数量減少し、前週比13％の減少となった。末端の消費が停滞しており、荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比で増減なしとなった。高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県、宮崎県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。引き合いは弱めで相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年3月第3週）