入荷量は前週比2％減、強保合

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2024年1月第3週（1月19日〜1月25日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,315t（前週比98％、前年同期比99％）。

日ごとの動き

前週比ではごぼう、たまねぎ、セルリー等が増加したが、さといも、ミニトマト、かぶ等が減少したため、2％の減少となった。

前年同期比ではピーマン、なす、きゅうり等が増加したが、ねぎ、レタス、さといも等が減少したため、1％の微減となった。

市況は前週比で強保合、前年同期比で保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、神奈川県産の数量は横ばい、千葉県産は露地作からtネル作への端境となり数量が少ないことから、前週比で1％の微減となった。荷動きはよくなってきているなかで全体量が少ないことから、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、千葉県、埼玉県産は降雨の影響で入荷が少ない日があったことから前週比で10％の減少となった。千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で1％の微減となった。今週はじめに入荷量が減少したことで価格が上昇したため、愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷したが、降雨の影響で今週はじめに静岡県、兵庫県、香川県産の入荷量が減少したことから前週比で12％の減少となった。需要はやや弱く数量は十分なことから、静岡県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で4％の増加となった。荷動きはまずまずで、茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、関東産は前週に続き気温が低いことから、前週比で6％の減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　千葉県、茨城県等から入荷したが、降雨の影響で全体的に少ないことから、前週比で11％の減少となった。気温が低く需要があることから荷動きはまずまずで、千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　、宮崎県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で9％の減少となった。恵方巻需要を前に引き合いが強まり、宮崎県産の価格は強保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、熊本県産は気温低下、愛知県産は植え替え作業があることから、前週比で11％の減少となった。価格が手ごろなことから荷動きは回復してきている。熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。荷動きはよいものの引き合いは前週より落ち着いていることから、宮崎県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に長崎県等から入荷した。長崎県産はピークを過ぎやや落ち着いたことから、前週比増減なしとなった。前週に続き、北海道産は発芽の懸念があることから荷動きは鈍く、九州産の新じゃがいもは需要があることから引き合いは強くなっている。北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に静岡県等から入荷し、前週比で11％の増加となった。北海道産は不作の影響で在庫が少ないため入荷量も少なく、静岡県産の新玉ねぎは前進出荷のため数量は潤沢。高値のため荷動きは鈍く、北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2024年1月第3週）