みかんは早生・極早生が入荷

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年11月第1週（11月3日〜11月9日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,749t（前週比108％、前年同期比93％）。

日ごとの動き

前週比では、西洋なし、かきが減少したが、みかん、アールスメロン、りんごが増加したため、8％の増加となった。

前年同期比では、みかん、アールスメロンが増加したが、いちご、りんご、かき等が減少したため、7％の減少となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん　熊本県、愛媛県等から早生、和歌山県を中心に極早生が入荷し、前年同期比15％の増加となった。11月に入り、早生の販売が、熊本県・長崎県産に続き愛媛県産も始まった。食味はよく、全体的にやや小玉傾向となっている。価格は前年同期比で、愛媛県産早生、和歌山県産極早生ともに保合となった。

西洋なし　山形県を中心に入荷したが、前週比11％の減少となった。山形県産「ラ・フランス」の価格は保合となった。

かき　福岡県を中心に岐阜県等から「富有」、愛知県を中心に「次郎」、新潟県、和歌山県等から「平核無」が入荷したが、前週比11％の減少となった。甘柿の入荷が徐々に多くなり始めている。荷動きはよく、愛知県産「次郎」の価格は強保合となった。

いちご　栃木県産「とちおとめ」を中心に静岡県産「紅ほっぺ」等が入荷したが、前年同期比で25％の減少となった。価格は前年同期比で、栃木県産「とちおとめ」は保合、静岡県産「紅ほっぺ」は強保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比17％の増加となった。静岡県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2023年11月第1週）