えだまめ、とうもろこしなど増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年6月第2週（6月9日〜6月15日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,213t（前週比97％、前年同期比96％）。

日ごとの動き

前週比ではえだまめ、とうもろこし、レタス等が増加したが、そらまめ、ほうれんそう、さやえんどう等が減少したため、3％の減少となった。

前年同期比ではとうもろこし、ミニトマト、ピーマン等が増加したが、そらまめ、さやえんどう、キャベツ等が減少したため、4％の減少となった。

市況は前週比、前年同期比ともに保合となった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に北海道等から入荷したが、千葉県、茨城県産が終盤で減少したことから前週比で5％の減少となった。需要は落ち着き荷動き鈍いものの、青森県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比で4％の減少となった。荷動きはまずまずで千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、降雨の影響で全体量が少ない日もあったことから、前週比で8％の減少となった。全体量が少ないことから相場は上昇し、千葉県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で13％の増加となった。特に長野県産の入荷量が増え荷動きは鈍くなり、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県、茨城県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。降雨の影響で入荷量が少ない日もあったことから、長野県産の価格は強含みとなった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。荷動きはやや鈍く、茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　、埼玉県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。引き合いはまずまずあることから相場は上昇し、埼玉県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に群馬県等から入荷したが、高知県産、福岡県産が終盤のため前週比で3％の減少となった。荷動きは鈍いながらも高知県産の価格は強保合となった。

トマト　栃木県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比で10％の減少となった。全体量多めで、降雨や高温の影響で裂果や過熟も散見されることから、栃木県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に高知県等から入荷したが、宮崎県産は終了直前、高知県産も終盤であることから前週比で5％の減少となった。全体量が少ない中で特売需要があるため相場は上昇し、茨城県の価格は強保合となった。

じゃがいも　長崎県を中心に静岡県等から入荷したが、静岡県産は出荷ピーク期であるものの、降雨の影響で収穫が遅れていることから前週比で8％の減少となった。気温が高く需要が減退し、長崎県産の価格は保合となった。

たまねぎ　佐賀県を中心に兵庫県等から入荷したが、佐賀県産が出荷ピークを過ぎたことから、前週比で10％の減少となった。荷動きは鈍く、佐賀県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年6月第2週）