れんこん増、さといもなど減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年12月第4週（12月23日〜12月29日）の概況より。
開市日数は、今週6日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,313t（前週比94％、前年同期比102％）。

日ごとの動き

前週比ではれんこん、しゅんぎく、なましいたけ等が増加したが、かぼちゃ、さといも、さつまいも等が減少したため、6％の減少となった。

前年同期比ではなましいたけ、ピーマン、きゅうりが減少したが、じゃがいも、にんじん、さといも等が増加したため、2％の増加となった。

市況は前週比で強保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、年末需要期で出荷量が増え、前週比6％の増加となった。荷動きは良好で引き合いも強く、相場は上昇し、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、週前半で年内の入荷がほぼ終了し、前週比16％の減少となった。年末需要期で荷動きは良好、相場は上昇し、千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷したが、低気温のため出荷量が減少し、前週比で8％の減少となった。数量不足感から相場は上昇し、静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に順調に入荷し、前週比17％の増加となった。年末需要期のため荷動きは良好で、茨城県産の価格は強含みとなった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、低気温で数量は落ち着いており、前週比2％の減少となった。年末需要期で引き合いは強く、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比12％の増加となった。年末需要期で引き合いは強まり、茨城県産の価格は強保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に千葉県等から入荷したが、気温低下により出荷量減少し、前週比17％の減少となった。不足感の強さから相場は上昇し、宮崎県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、気温の低さから数量は落ち着いており、前週比2％の減少となった。荷動きは鈍く、高知県産の価格は強含みとなった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。全体的に大玉傾向のため、特に小玉の荷動きが良好で、熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷したが、低気温のため出荷量が減少し、前週比21％の減少となった。数量不足感の強さから相場は上昇し、宮崎県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷したが、選果の歩留まりがよくなく、出荷量は減少し、前週比9％の減少となった。北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、前週比15％の減少となった。北海道産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年12月第4週）