木曜メジが小反発、ブリ堅調

2022年12月第2週(12月9日〜12月15日)

マグロ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年12月第2週(12月9日〜12月15日)の概況より。
14日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,113t(前週比99%、前年同期比81%)。

このうち鮮魚類は545t(前週比103%、前年同期比82%)、冷凍魚類は267t(前週比93%、前年同期比80%)、塩干加工品は301t(前週比96%、前年同期比82%)。

日ごとの動き

12月9日(金) 週末の取引、買い気は依然低調。アジが2〜3割、イワシは1〜3割上伸、スルメ、ブリは1〜2割反発、サバは1割反落、カツオは保合。相場全体では上伸

12月10日(土) 休市前の取引、入荷が少なく、荷動きは順調。ブリが小幅続伸、サンマは堅調、スルメは強保合、アジは2割反落、メジは軟調、カツオは小動き、サバ、イワシは保合。相場全体では小動き

12月12日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。カツオが2〜3割、サバ、イワシが1〜2割下落、ブリは軟調、スルメは弱保合、アジは区々、メジは保合。相場全体では下落

12月13日(火) 休市前の取引、入荷増と雨市で買い気は後退。メジは2割、ブリは1〜2割下落、アジは小安い、イワシは小甘い、サバ、スルメは区々、カツオは保合。相場全体では軟調

12月15日(木) 休市明けの取引、買い気は比較的順調。メジが小反発、ブリは堅調、アジは1〜2割続落、サバは軟調、スルメは小動き、カツオは区々、イワシは保合。相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が富山、中小型が千葉と三重主体に入荷。数量は前週に比べ18%増加し、価格は中型が1割強安、中小型が1割弱安。

サバ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ14%増加し、価格は2割弱高。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格は1.5割弱高。

スルメイカ 青森主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は1.5割弱安。

カツオ 高知主体に入荷。数量は前週に比べ50%増加し、価格は2.5割弱安。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ60%減少し、価格は3割弱高。

ムキカキ 6%減少し、三陸産の価格は1割高。

主な水産物の市況(2022年12月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ46.114194各地15,1206,6462,91672139
海外6,5884,9543,02480143
メバチ58.49175各地※冷凍4,1041,37986499112
アジ50.111885富山97254032488134
千葉ほか中小64847332491137
サバ2611460北海道1,620562270118162
イワシ7.910887北海道1,62055121611389
スルメイカ6.99799青森1,9441,28581087115
冷スルメイカ2.612472各地1,080-810--
サンマ2.74071北海道1,620972864129113
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ17.513666北海道648529432106140
宮城ほかマコ1,0805944328797
北海道アカ91865954010280
北海道アサバ5403962169278
ハマチ20.311379愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ22.896115北海道トキ3,7803,5653,240100-
北海道アキ1,1881,1341,080100130
タラ類35.2110110北海道ほか1,620-216--
宮城ぶわ1,620-1,512--
カツオ2.715031高知4,3201,75041077193
キンメダイ7.3104116東京ほか4,1042,2461,08099116
ムキカキ13.79484三陸4,3202,8271,728110163
各地2,1601,6201,188100-
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/