アンデス、アールス、すいか増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年4月第4週（4月22日〜4月28日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,150t（前週比101％、前年同期比91％）。

日ごとの動き

前週比では、清見、はっさく、不知火などが減少したが、アンデスメロン、すいか、アールスメロンなどが増加したため、1％の微増となった。

前年同期比では、アールスメロン、こだますいか、アンデスメロンなどが増加したが、清見、はっさく、りんごなどが減少したため、9％の減少となった。

市況は前週比では保合、前年同期比では強保合となった。

品目別の動き

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。気温が高くなっていることからヤケや腐れが散見されるものの引き合いはよく、熊本県産の価格は強保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に入荷したが、前週比46％の大幅な減少となった。和歌山県産の価格は弱保合となった。

不知火　熊本県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比22％の減少となった。気温が高くなっていることからヤケや腐れが散見されるものの引き合いはよく、熊本県産の価格は強保合となった。

りんご　青森県産の貯蔵物「サンふじ」を中心に入荷したが、前週比6％の減少となった。価格は青森県産「ふじ」は保合、「王林」は強保合となった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。天候不順、気温の変化が激しい状況が続いていることからイタミ果の発生が増えてきており、価格は栃木県産「とちおとめ」、静岡県産「紅ほっぺ」、佐賀県産いちごさん」は保合、福岡県産「あまおう」は弱含みとなった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比15％の増加となった。静岡県産の価格は強保合となった。

アンデスメロン　熊本県を中心に入荷し、茨城県産の出荷が増えていることから、前週比53％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は弱保合となった。

すいか　熊本県を中心に高知県から入荷し、前週比32％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は弱保合となった。

こだますいか　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比10％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年4月第4週）