キウイ、和歌山、福岡から入荷

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年3月第1週（3月4日〜3月10日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,396t（前週比104％、前年同期比91％）。

日ごとの動き

前週比では、みかん、いよかん、りんごなどが減少したが、あまなつかん、せとか、はっさくなどが増加したため、4％の増加となった。

前年同期比では、せとか、いちご、いよかんなどが増加したが、りんご、はっさく、清見などが減少したため9％の減少となった。

市況は前週比、前年同期比ともに保合となった。

品目別の動き

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前年同期比13％の減少となった。熊本県産の価格は弱保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、前週比7％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に入荷し、前週比13％の増加となった。荷動きはよく、和歌山県産の価格は強保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。愛媛県産は露地物の出荷がはじまったことで販売が切り替わりつつありる。熊本県産の価格は弱含みとなった。

せとか　愛媛県を中心に愛知県等から入荷し、前年同期比21％の増加となった。愛媛県産の価格は弱保合となった。

清見　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷したが、前年同期比20％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比は3％の減少となった。CA貯蔵物の出荷が増えてきている。青森県産「ふじ」の価格は保合、「王林」の価格は強含みとなった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷した。各産地では2番果の出荷ピークが続いていることから前週比6％の増加となった。全体的に引き合いは弱く、荷動きはやや鈍いことから、福岡県産「あまおう」は保合、栃木県産「とちおとめ」、佐賀県産いちごさん」、静岡県産「紅ほっぺ」の価格はともに弱保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に高知県等から入荷し、前週比8％の増加となった。静岡県産の価格は強保合となった。

キウイ　和歌山県、福岡県等から入荷し、前週比11％の増加となった。福岡県産、愛媛県産のが中心となるものの、入荷量が少ないことから引き合いは強く、和歌山県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2022年3月第1週）