カツオとアジ安くサバは高め

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年2月第1週(2月1日〜2月7日)の概況より。

日ごとの動き

 6日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。

2月1日(金) 月替わりだが、入荷が増えて買い気は今一つ。サバが2〜3割、アジが1〜3割、スルメイカも1〜2割値を下げたため、相場全体では軟調

2月2日(土) 休市前で入荷が減ったため、買い気はやや上向いた。サバが3〜4割、スルメイカも1〜2割値を上げた一方で、イワシが2〜4割値を下げたため、相場全体では高安区々

2月4日(月) 週明けだが、入荷が増えて買い気は後退。イワシが半値水準に値を下げたことに加え、スルメイカも1〜2割値を下げたため、相場全体では小安い

2月5日(火) 休市前で入荷が減ったため、荷動きはまずまず。イワシが小反発した一方で、スルメイカが小幅ながら値を下げたため、相場全体では小動き

2月7日(木) 休市明けだが、入荷が増えて買い気は後退。イワシが3割、ブリも1割値を下げたため、相場全体では軟調

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が富山主体に入荷。前週に比べ数量は7%増加し、価格は中型が2割強安、中小型が2割弱安。

サバ 佐賀、福岡主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに増加し、価格は1.5割高。

イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は15%増加し、価格は1割強高。

スルメイカ 富山、長崎主体に入荷。前週に比べ数量は48%増加し、価格は0.5割安。

カツオ 千葉、和歌山主体に入荷。前週に比べ数量は80%増加し、価格は3割弱安。

ムキカキ 数量はわずかに増加し、三陸産の価格はわずかに下落

主な水産物の市況(2019年2月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ32.39381各地5,514
海外2,461
メバチ61.38989各地※冷凍1,107
アジ46.1107200長崎492
富山中小486
サバ50.8101154佐賀ほか317
イワシ40.5115183千葉339
スルメイカ11.814867富山ほか860
冷スルメイカ2.710469各地-
サンマ4.39698各地解凍-
カレイ10.511186北海道-
青森ほかマコ432
北海道アカ-
北海道アサバ-
ハマチ29.98090愛媛ほか野〆972
塩サケ18.4113100北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類27.396124青森ほか-
宮城ぶわ-
カツオ2.718036千葉ほか1,469
キンメダイ4.86289神奈川ほか1,987
ムキカキ1610287三陸1,447
各地1,242
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/