東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年8月第4週(8月21日〜8月27日)の概況より。
日ごとの動き
26日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。
1日平均取扱数量は総量1,141t(前週比83%、前年同期比96%)。このうち鮮魚類は578t(前週比97%、前年同期比92%)、冷凍魚類は220t(前週比63%、前年同期比110%)、塩干加工品は343t(前週比81%、前年同期比97%)。
8月21日(金) 週末の取引、買い気は振るわなかった。サバが1〜2割上伸、メジは強保合、イワシは1〜2割続落、カツオは続軟調、相場全体では小動き。
8月22日(土) 休市前の取引、量販店などに高値が嫌気され、荷動きは停滞気味。アジが小幅下落、イワシが弱保合、サバ、カツオも伸び悩み、相場全体では弱保合。
8月24日(月) 週明けの取引、天候も回復し、買い気はまずまず。アジは小幅続落、サバ、カツオは小動き、ブリ、メジは保合、相場全体では小甘い。
8月25日(火) 休市前の取引、入荷は減ったが、買い気はいまひとつさえなかった。サンマが浜高を反映して堅調、イワシは5割急反発、スルメは1割上伸、メジは堅調、相場全体では上伸。
8月27日(木) 休市明けの取引、買い気は比較的順調。カツオはしっかり、サンマは高値反動もあって半値に下落、メジは1割下落、ブリは小安い、相場全体では小反落。
品目別の動き
アジ 中型が長崎や佐賀、中小型が島根や長崎を主体に入荷。数量は前週に比べ13%増加し、価格は中型が3.5割弱安、中小型は3割弱安。
サバ 青森や岩手を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は0.5割強高。
イワシ 北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ27%増加し、価格は3割弱安。
スルメイカ 秋田や石川を主体に入荷。数量は前週に比べ12%増加し、価格は3割弱安。
カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ13%増加し、価格は約5.5割安。
サンマ 北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ32%減少し、価格は生について前年同期比で約4.8倍。
主な水産物の市況(2020年8月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 40 | 92 | 132 | 各地 | 生 | 3,441 |
海外 | 生 | 3,583 | ||||
メバチ | 67.5 | 119 | 125 | 各地※ | 冷凍 | 788 |
アジ | 60.3 | 113 | 115 | 長崎ほか | 中 | 497 |
島根ほか | 中小 | 454 | ||||
サバ | 27.6 | 102 | 86 | 青森ほか | − | 371 |
イワシ | 22.8 | 127 | 87 | 北海道 | − | 324 |
スルメイカ | 24.8 | 112 | 116 | 秋田ほか | − | 691 |
冷スルメイカ | 1.2 | 43 | 46 | 各地 | − | - |
サンマ | 6.3 | 68 | 24 | 北海道 | 生 | 9,180 |
各地 | 解凍 | - | ||||
カレイ | 9.1 | 118 | 207 | 北海道 | マ | 551 |
青森ほか | マコ | 972 | ||||
北海道 | アカ | 810 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 16.8 | 73 | 137 | 愛媛ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 12 | 91 | 81 | 北海道 | トキ | 1,674 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 6.1 | 90 | 117 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 40.8 | 113 | 76 | 宮城 | − | 302 |
キンメダイ | 9.1 | 123 | 120 | 東京ほか | − | 1,793 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/