だいこん、ピーマン引き強い

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年4月第1週（4月3日〜4月9日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,607t（前週比100％、前年同期比100％）。

前週比ではたまねぎ、レタス、きゅうり等が減少したが、かぶ、だいこん、にんじん等が増加し、増減なしとなった。

前年同期比では、きゅうり、ミニトマト、たまねぎ等が減少したが、たけのこ、ほうれんそう、こまつな等が増加し、増減なしとなった。

市況は、前週比が区々、前年同期比が強含みとなった。

品目別の動き

だいこん　千葉県から順調に入荷し、前週比12％の増加となった。買い溜め需要から引き合いが強まり、千葉県産の価格は強含みとなった。

にんじん　徳島県を中心に青森県等から入荷し、徳島県産の増量により前週比19％の増加となった。徳島県産の価格は弱含みとなった。

キャベツ　愛知県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比2％の増加となった。愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷し、前週比7％の増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、前週比4％の減少となった。引き合いは日により区々で、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に宮崎県等から入荷したが、3月末の低温により出荷量は少なく、前年同期比4％の減少となった。量販店での需要が高まり、前年同期比で茨城県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年4月第1週）