イワシ2.7倍増。キンメも増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年12月第2週(12月6日〜12月12日)の概況より。

日ごとの動き

 11日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ7%の増加。

 1日平均取扱数量は総量1,460t(前週比100%、前年同期比115%)。このうち鮮魚類は678t(前週比107%、前年同期比116%)、冷凍魚類は343t(前週比94%、前年同期比124%)、塩干加工品は439t(前週比95%、前年同期比107%)。

12月6日(金) 週末の取引、買い気は振るわず。イワシが値を上げる一方、アジやカツオ、ブリは値を下げるなど、相場全体では小動き

12月7日(土) 休市前の取引、買い気は今一つ。アジやカツオ、メジが値を上げる一方、サバやイワシ、ブリは値を下げるなど、相場全体では高安区々

12月9日(月) 週明けの取引、買い気は低調。アジやイワシが値を下げるなど、相場全体では軟調

12月10日(火) 休市前の取引、買い気は引き続き低調。アジやイワシが保合、サバは強保合、スルメは弱保合など、相場全体では保合

12月12日(木) 休市明けの取引、買い気はやや上向き。イワシやカツオ、スルメが値を下げるなど、相場全体では小幅下落

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が三重主体に入荷。前週に比べ数量は9%増加し、価格は中型が1割安、中小型が1割強高。

サバ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は1割弱安。

イワシ 岩手主体に入荷。前週に比べ数量は約2.7倍に増加し、価格は約4割安。

スルメイカ 青森主体に入荷。前週に比べ数量は19%減少し、価格は0.5割強高。

カツオ 長崎や鹿児島主体に入荷。前週に比べ数量は9%増加し、価格は0.5割安。

ムキカキ 前週と変わらず、三陸産の価格はわずかに上昇

主な水産物の市況(2019年12月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ41115108各地10,601
海外6,113
メバチ75.1131109各地※冷凍1,044
アジ35.710975長崎648
三重中小666
サバ47.199114千葉333
イワシ27.7266286岩手335
スルメイカ13.481200青森1,054
冷スルメイカ318858各地-
サンマ17.270177各地解凍-
カレイ16.580119北海道432
宮城ほかマコ864
北海道アカ738
北海道アサバ405
ハマチ39.8113116愛媛ほか野〆1,026
塩サケ22.19977北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類28.493116岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ2.410967長崎ほか1,966
キンメダイ7.8159115東京ほか2,117
ムキカキ14.110089三陸1,905
各地1,458
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/