カツオ4倍増で価格は4割安

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年2月第1週(1月31日〜2月6日)の概況より。

日ごとの動き

5日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週とほぼ変わらず。

1日平均取扱数量は総量1,379t(前週比107%、前年同期比101%)。このうち鮮魚類は601t(前週比99%、前年同期比98%)、冷凍魚類は327t(前週比117%、前年同期比98%)、塩干加工品は452t(前週比112%、前年同期比107%)。

1月31日(金) 月末の取引、買い気は幾分上向き。サバやメジが値を上げる一方、アジやカツオは値を下げるなど、相場全体では高安区々

2月1日(土) 月初め休市前の取引、買い気はおおむね良好。アジやイワシ、スルメが値を上げるなど、相場全体では強保合

2月3日(月) 週明けの取引、買い気はやや上向き。アジやサバ、イワシ、スルメが値を下げるなど、相場全体では下落

2月4日(火) 休市前の取引、買い気は低調。アジやサバ、カツオ、スルメ、ブリが値を下げるなど、相場全体では続落

2月6日(木) 休市明けの取引、買い気は引き続き低調。カツオやスルメ、ブリが値を下げるなど、相場全体では軟調

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が石川や島根主体に入荷。前週に比べ数量は約1.5倍に増加し、価格は中型が1.5割強安、中小型がわずかに上昇

サバ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は4%減少し、価格は3割弱高。

イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は7%減少し、価格は約1.5倍に上昇

スルメイカ 富山主体に入荷。前週に比べ数量は27%増加し、価格は1.5割安。

カツオ 和歌山や三重主体に入荷。前週に比べ数量は約4.2倍に増加し、価格は4割強安。

ムキカキ わずかに減少し、三陸産の価格はわずかに上昇

主な水産物の市況(2020年2月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ38.1125118各地4,995
海外2,982
メバチ576893各地※冷凍1,013
アジ55.3146120長崎529
石川ほか中小446
サバ39.19677千葉402
イワシ24.89361千葉432
スルメイカ17.1127145富山760
冷スルメイカ2.418589各地-
サンマ4.9107114各地解凍-
カレイ8.57481北海道594
青森ほかマコ702
北海道アカ864
北海道アサバ432
ハマチ40.295134愛媛ほか野〆918
塩サケ19.6141107北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類2883103岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ2.541793和歌山ほか1,469
キンメダイ6.696138東京ほか2,160
ムキカキ14.89793三陸2,169
各地1,312
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/