そらまめ、さやえんどうなど増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年5月第5週（5月24日〜5月30日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量5,878t（前週比99％、前年同期比96％）。

　前週比ではきゃべつ、だいこん、レタス等が増加したが、じゃがいも、きゅうり、にんじん等が減少したため、1％の微減となった。

　前年同期比では、だいこん、レタス、たまねぎ等が増加したが、じゃがいも、きゅうり、にんじん等が減少したため、4％の減少となった。

　市況は、前週比は弱保合、前年同期比は区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に茨城県から入荷し、千葉県産は、気温高による品質劣化の懸念から収穫を進めたため増量となり、前週比11％の増加となった。入荷が多いため、荷動きが鈍く相場は下落し、千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に入荷したが、前週比16％の減少となった。荷動きは鈍く相場は下落し、千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に愛知県等から入荷し、前週比9％の増加となった。荷動きが鈍く相場は下落し、千葉県産の価格は弱含みとなった。

レタス　長野県、群馬県等から順調に入荷し、前週比15％の増加となった。長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比3％の減少となった。気温の高い日が続き引合いが弱く、茨城県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。荷動きはまずまずで、茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、関東産のピークが過ぎて減少し、前週比9％の減少となった。荷動きは若干よくなり、埼玉県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比1％の微増となった。小玉傾向のため、大玉には引合いはあるが総じて荷動きが鈍く相場は下落し、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に入荷したが、西南暖地産は切り上がりに向け、減少傾向にあり前週比1％の微減となった。荷動きは良好で相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2019年5月第5週）