アールスメロンが1.4倍増

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2019年12月第1週(11月29日〜12月5日)の概況より。

日ごとの動き

 開市日数は、今週5日、前週4日、前年5日。

 1日平均入荷量は総量2,202t(前週比89%、前年同期比112%)。

 前週比では、アールスメロン、いちごなどが増加したが、かき、りんご、みかんなどが減少したため、11%の減少となった。

 前年同期比ではいちご、キウイ、ほしがきなどが減少したが、かき、西洋なし、アールスメロンなどが増加したため、12%の増加となった。

 市況は前週比で弱含み、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

みかん 愛媛県を中心に長崎県等から入荷し、前年同期比13%の増加となった。愛媛県産普通、早生の価格は弱含みとなった。

不知火 熊本県を中心に鹿児島県等から入荷し、今月より熊本県産の入荷が始まり前年同期比8%の増加となった。熊本県産の価格は強含みとなった。

りんご 青森県を中心に長野県等から入荷したが、前週比16%の減少となった。ギフト需要が徐々に出始めているが引き合いは強くなく、青森県産「王林」の価格は保合となった。

西洋なし 山形県、新潟県等から入荷したが、前週比9%の減少となった。新潟県産「ル・レクチェ」の増量により荷動きが鈍く、山形県産「ラ・フランス」の価格は弱保合となった。

かき 福岡県を中心に奈良県等から入荷し、前年同期比80%の大幅な増加となった。福岡県産「富有」の価格は強保合となった。

いちご 栃木県を中心に福岡県等から順調に入荷し、前週比7%の増加となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は弱保合、佐賀県産「さがほのか」の価格は保合となった。

アールスメロン 熊本県を中心に静岡県等から入荷し、前年同期比23%の増加となった。ギフト需要から引き合いが出始めており、熊本県産の価格は強保合となった。

主な農産物(果実)の市況(2019年12月第1週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引品種産地単位(kg)価格
みかん1,25389113せり普通愛媛10-
早生愛媛103,483
相対普通愛媛102,952
早生愛媛103,089
不知火12-108せり熊本54,914
相対熊本55,184
りんご34584106せりふじ青森104,500
相対王林青森103,699
せりふじ青森103,816
相対王林青森103,910
西洋なし5091173せりラ・フランス山形5-
相対ラ・フランス山形51,512
かき19079180せり富有福岡103,078
相対富有福岡102,743
いちご6110762せりとちおとめ栃木0.28441
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.27-
紅ほっぺ静岡0.28-
相対とちおとめ栃木0.28434
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.27468
紅ほっぺ静岡0.28-
アールスメロン26143123せり熊本8-
相対熊本84,320
キーウイ4-64せり愛媛3.6-
相対愛媛3.6-
ほしがき9-73せり市田長野0.17-
アンポ福島0.17389
相対市田長野0.23567
アンポ福島0.23425
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/