カツオ2割増加。価格2割安

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年7月第3週(7月16日〜7月22日)の概況より。

日ごとの動き

22日(木)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の減少。

1日平均取扱数量は総量1,114t(前週比96%、前年同期比101%)。このうち鮮魚類は583t(前週比94%、前年同期比106%)、冷凍魚類は220t(前週比96%、前年同期比104%)、塩干加工品は311t(前週比101%、前年同期比90%)。

7月16日(金) 週末の取引、買い気は依然弱め。ブリが小反落、カツオは続軟調、スルメは小甘い、イワシは続堅調、サバは強保合、相場全体では続軟調

7月17日(土) 休市日前の取引、前荷薄や休み前で前日に弱かった買い気が幾分上向き、荷動きはおおむね良好。アジが強保合、イワシは小幅上伸、カツオは安値継続、ブリは入荷減ながら伸び悩み、相場全体では区々

7月19日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。サバが2割反発、イワシは1〜2割続伸、カツオは強保合、アジ、メジは弱保合、相場全体では小高い

7月20日(火) 開市日の間の取引、入荷は減ったが買い気は振るわなかった。スルメが1〜3割反落、メジは小甘く、イワシは弱保合、アジは2〜3割上伸、相場全体では弱保合

7月21日(水) 休市日前の取引、水曜市と入荷増で買い気は振るわなかった。ブリが1〜2割下落、スルメは小幅続落、メジは軟調、サバは弱保合、イワシは小動き、相場全体では小安い

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根を主体に入荷。数量は前週に比べ13%減少し、価格は中型が0.5割安、中小型が4割弱安。

サバ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は2.5割弱安。

イワシ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ30%減少し、価格は約0.5割高。

スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ49%増加し、価格は1割弱安。

カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ20%増加し、価格は2割強安。

主な水産物の市況(2021年7月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ46.499126各地3,503
海外4,979
メバチ40.79277各地※冷凍1,105
アジ47.687109長崎553
島根中小360
サバ22.110180宮城302
イワシ30.37090千葉389
スルメイカ19.514960石川864
冷スルメイカ1.99079各地-
サンマ1.58352各地解凍-
カレイ10.332136北海道562
青森ほかマコ972
北海道アカ1,134
北海道アサバ-
ハマチ9.110358鹿児島ほか野〆1,112
塩サケ16.7100108北海道トキ-
北海道アキ594
タラ類6.58697岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ61.6120246宮城313
キンメダイ12.4138203東京ほか1,404
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/