パン・デザートなど好調に推移

2024年2月

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2024年2月度を発表した。全店売上高は8937億8600万円(前年同月比105.4%)だった。既存店売上高は8574億2300万円(前年同月比105.7%)、既存店客数11億7349万6000人(同104.3%)、既存店客単価730.7円(同101.4%)だった。

 JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。

今月はパン、デザート、ソフトドリンク、玩具等が好調に推移したことに加え、閏年の影響もあり、全店・既存店ともに売上高が前年を上回る結果となった。

なお、閏年の影響を除いても、売上高は前年を上回っている。

店舗売上高

 全店売上高は8937億8600万円。前年同月比458億8800万円増(+5.4%)。前月比291億3800万円減(−3.2%)。既存店売上高は8574億2300万円。前年同月比464億7000万円増(+5.7%)。前月比280億5900万円減(−3.2%)。

 全店は27カ月連続のプラス・既存店は3カ月連続のプラス。

来店客数

 全店客数は12億2774万7000人。前年同月比5094万8000人増(+4.3%)。前月比2736万人減(−2.2%)。既存店客数は11億7349万6000人。前年同月比4851万人増(+4.3%)。前月比2587万人減(−2.2%)。

 全店・既存店はともに14カ月連続のプラス。

平均客単価

 全店客単価は728.0円。前年同月比7.5円上昇(+1.0%)。前月比7.3円低下(−1.0%)。既存店客単価は730.7円。前年同月比9.8円上昇(+1.4%)。前月比7.6円低下(−1.0%)。

 全店・既存店はともに2カ月ぶりのプラス。

商品構成比および前年増減比

日配食品
構成比36.1%(前月35.4%)/前年比106.4%。
カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
加工食品
構成比26.9%(前月27.3%)/前年比108.7%。
菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
非食品
構成比31.9%(前月32.3%)/前年比104.4%。
たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
サービス
構成比5.1%(前月5.0%)/前年比95.7%。
POSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等

※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。

店舗数

 店舗数は55,657店。前年同月比195店減(−0.3%)。前月比増減なし。

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
https://www.jfa-fc.or.jp/
調査対象
JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン