全体堅調。アルコール系も健闘

2026年1月

日本フードサービス協会(JF)は2026年1月外食産業市場動向調査を発表した。全体(事業社数231、店舗数37,137店=100.9%)合計の売上高は108.5%と拡大。客単価は上昇したが、客数は105.2%と増加。

 売上高はすべての業種・業態で前年同月を超えた。和風ファストフード(112.8%)、洋風ファストフード(111.1%)、洋風ファミリーレストラン(110.9%)は2桁増。パブ・ビアホールも106.1%と好調を示した。

 客数が5%以上増加したのは、洋風ファストフード(109.4%)、洋風ファミリーレストラン(107.9%)、ディナーレストラン(106.0%)、和風ファストフード(105.7%)。その他(94.5%)と持ち帰り米飯/回転寿司(95.0%)は前年同月を下回った。

 客単価は、すべての業種・業態で前年より上昇。喫茶(106.7%)、和風ファストフード(106.7%)、その他(106.6%)、持ち帰り米飯/回転寿司(106.4%)が、5%以上の上昇となった。

 JFによる概況は以下のとおり。

1月は、年始の家族客などの需要が好調となったほか、その後も週末を中心に堅調が続き、外食全体の売上は前年比108.5%となった。一部で客数の頭打ち感が見られるところがあるものの、原材料高などを背景にした客単価上昇によって、外食全体の売上は2021年12月以来50カ月連続して前年を上回った。

売上高と店舗数の伸び率推移(〜2026年1月)

売上高と店舗数の伸び率推移(〜2026年1月)
外食産業市場動向調査2026年1月度全店データ
事業社数店舗数売上高(前年比)店舗数(前年比)客数(前年比)客単価(前年比)
全体(N=231)(N=37,137)108.5%100.9%105.2%103.1%
ファストフード合計(N=54)(N=21,660)109.1%101.9%105.6%103.3%
洋風(N=21)(N=6,256)111.1%102.3%109.4%101.5%
和風(N=16)(N=5,385)112.8%102.9%105.7%106.7%
麺類(N=19)(N=3,309)107.0%102.3%103.0%103.9%
持ち帰り米飯/回転寿司(N=17)(N=4,266)101.0%99.8%95.0%106.4%
その他(N=9)(N=2,444)103.2%101.7%103.0%100.2%
ファミリーレストラン合計(N=65)(N=9,561)108.1%99.8%105.5%102.5%
洋風(N=31)(N=4,408)110.9%98.7%107.8%102.8%
和風(N=31)(N=2,546)105.5%101.2%103.0%102.5%
中華(N=14)(N=1,242)104.9%101.9%101.7%103.1%
焼肉(N=16)(N=1,365)107.0%98.9%103.3%103.5%
パブ/居酒屋合計(N=39)(N=2,125)104.1%97.1%101.8%102.3%
パブ・ビアホール(N=12)(N=401)106.1%101.3%104.8%101.2%
居酒屋(N=32)(N=1,724)103.4%96.2%100.4%103.0%
ディナーレストラン(計)(N=26)(N=1,059)107.9%103.9%106.0%101.8%
喫茶(計)(N=25)(N=2,484)109.3%100.6%102.4%106.7%
その他(計)(N=22)(N=248)100.7%89.9%94.5%106.6%

凡例:10%以上のプラス5%以上のプラス前年同月未達(四捨五入で100.0%となっているものを含む)5%以上のマイナス10%以上のマイナス

※前年同月比は税抜比較で行っている。

※ファストフード、ファミリーレストラン、パブ/居酒屋の各業態の内訳に関しては、重複する事業社があるため合計の数値は必ずしも内訳の累積に一致しない。

ファストフード

ファストフード全体の事業社数は54、店舗数は21,660店(101.9%)。客単価は上昇したが、客数は105.6%と増加。売上高は109.1%と拡大。

洋風ファストフード(事業社数21、店舗数6,256店=102.3%)は、客単価は上昇したが、客数は109.4%と増加。売上高は111.1%と2桁の拡大。

和風ファストフード(事業社数16、店舗数5,385店=102.9%)は、客単価は際立って上昇したが、客数は105.7%と増加。売上高は112.8%と2桁の拡大。

麺類ファストフード(事業社数19、店舗数3,309店=102.3%)は、客単価は上昇したが、客数は103.0%と前年同月を上回った。売上高は107.0%と拡大。

持ち帰り米飯/回転寿司ファストフード(事業社数17、店舗数4,266店=99.8%)は、客単価は際立って上昇し、客数は95.0%と減少。売上高は101.0%と前年同月を上回った。

その他ファストフード(事業社数9、店舗数2,444店=101.7%)は、客単価は前年並みだが、客数は103.0%と前年同月を上回った。売上高は103.2%と前年同月を上回った。

ファミリーレストラン

ファミリーレストラン全体の事業社数は65、店舗数は9,561店(99.8%)。客単価は上昇したが、客数は105.5%と増加。売上高は108.1%と拡大。

洋風ファミリーレストラン(事業社数31、店舗数4,408店=98.7%)は、客単価は上昇したが、客数は107.8%と増加。売上高は110.9%と2桁の拡大。

和風ファミリーレストラン(事業社数31、店舗数2,546店=101.2%)は、客単価は上昇したが、客数は103.0%と前年同月を上回った。売上高は105.5%と拡大。

中華ファミリーレストラン(事業社数14、店舗数1,242店=101.9%)は、客単価は上昇したが、客数は101.7%と前年同月を上回った。売上高は104.9%と前年同月を上回った。

焼肉ファミリーレストラン(事業社数16、店舗数1,365店=98.9%)は、客単価は上昇したが、客数は103.3%と前年同月を上回った。売上高は107.0%と拡大。

パブ・居酒屋

パブ/居酒屋全体の事業社数は39、店舗数は2,125店(97.1%)。客単価は上昇したが、客数は101.8%と前年同月を上回った。売上高は104.1%と前年同月を上回った。

パブ・ビアホール(事業社数12、店舗数401店=101.3%)は、客単価は上昇したが、客数は104.8%と前年同月を上回った。売上高は106.1%と拡大。

居酒屋(事業社数32、店舗数1,724店=96.2%)は、客単価は上昇しながら、客数は100.4%と前年並み。売上高は103.4%と前年同月を上回った。

ディナーレストラン

ディナーレストラン全体(事業社数26、店舗数1,059店=103.9%)は、客単価は上昇したが、客数は106.0%と増加。売上高は107.9%と拡大。

喫茶

喫茶全体(事業社数25、店舗数2,484店=100.6%)は、客単価は際立って上昇したが、客数は102.4%と前年同月を上回った。売上高は109.3%と拡大。

その他の業態

その他全体(事業社数22、店舗数248店=89.9%)は、客単価は際立って上昇し、客数は94.5%と減少。売上高は100.7%と前年同月をクリア。

●日本フードサービス協会
https://www.jfnet.or.jp/industry_report/