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カツオ65％増、アジ15％増

2025年7月第1週（2025年7月4日〜2025年7月10日）

2025年7月11日 FWJニュースデスク生鮮の市況（水産／東京都）

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課）が発表した2025年7月第1週（2025年7月4日〜2025年7月10日）の概況より。
9日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。前年同期は2024年7月5日〜2024年7月11日。
1日平均取扱数量は総量961t（86％、96％）。このうち鮮魚類は541t（前週比101％、前年同期比101％）、冷凍魚類は210t（前週比60％、前年同期比97％）、塩干加工品は210t（前週比91％、前年同期比84％）。

日ごとの動き

7月4日（金）週末の取引、買い気は上向いた。アジは1〜2割続落、ブリは続軟調、カツオは小甘い、サバは弱保合、スルメは小動き、イワシは保合った。相場全体では軟調。

7月5日（土）休市前の取引、買い気はいまひとつ。カツオは小高い、スルメは堅調、ブリは強保合、イワシは小安い、アジは軟調、サバは弱保合だった。相場全体では小動き。

7月7日（月）週明けの取引、荷動きはおおむね順調。スルメは小高い、ブリは2〜3割下落、カツオは小安い、イワシは小動き、アジとサバはともに保合った。相場全体では区々。

7月8日（火）休市前の取引、買い気はまずまず。スルメは2割続伸、サバは1〜2割上伸、カツオは1〜2割反発、ブリは1〜2割続落、イワシは区々、アジは保合った。相場全体では区々。

7月10日（木）休市明けの取引、荷動きはまずまず。スルメは2〜3割反落、ブリは1〜2割続落、イワシは1〜2割下落、サバは1割反落、カツオは軟調、アジは1〜2割上伸した。相場全体では下落。

品目別の動き

アジ　中型が高知と長崎、中小型が佐賀主体に入荷。前週に比べ数量は15％増加、価格は中型が0.5割安、中小型が2割強安。

サバ　千葉と宮城主体に入荷。前週に比べ数量は6％減少、価格はわずかに下落。

イワシ　千葉主体に入荷。前週に比べ数量は5％増加、価格はわずかに下落。

スルメイカ　青森主体に入荷。前週に比べ数量は7％減少、価格は1.5割弱安。

カツオ　千葉と宮城主体に入荷。前週に比べ数量は65％増加、価格は2.5割強安。

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況（2025年7月第1週）
品名	一日平均取扱数量（t）			主産地	銘柄	卸売価格（円／㎏）及び中値比較
品名	取扱数量	前週比	前年同期比	主産地	銘柄	高値	中値	安値	前週比	前年同期比
マグロ	49.8	85	125	各地	生	12,960	3,751	1,620	78	67
マグロ	49.8	85	125	海外	生	4,860	4,050	3,240	125	47
メバチ	46.5	71	99	各地※	冷凍	2,700	1,098	810	101	110
アジ	50.7	115	126	高知ほか	中	1,296	562	324	95	62
アジ	50.7	115	126	佐賀	中小	540	450	324	79	64
サバ	21.2	94	95	千葉ほか	－	756	389	324	97	97
イワシ	23.7	105	155	千葉	－	2,160	367	216	97	68
スルメイカ	13.7	93	254	青森	－	2,052	1,058	486	87	67
冷スルメイカ	0.8	44	32	各地	－	2,376	–	2,160	–	–
サンマ	0.8	89	100	各地	解凍	972	–	756	–	–
カレイ	8.3	86	91	北海道	マ	864	551	324	108	77
				青森ほか	マコ	1,404	972	648	–	100
				北海道	アカ	972	670	540	119	86
				北海道	アサバ	–	–	–	–	–
ハマチ	6.2	98	52	愛媛ほか	野〆	1,944	1,793	1,674	104	179
塩サケ	11.9	54	60	北海道	トキ	–	3,240	–	100	–
塩サケ	11.9	54	60	北海道	アキ	1,620	1,512	1,404	100	165
タラ類	2.6	87	74	青森	生	648	–	540	–	–
タラ類	2.6	87	74	宮城	ぶわ	1,728	–	1,620	–	114
カツオ	27.6	165	57	千葉ほか	－	2,160	1,037	540	74	137
キンメダイ	13.6	115	283	東京ほか	－	5,832	1,728	972	98	79