2014年2月は雪で大打撃

日本フードサービス協会(JF)は2014年2月外食産業市場動向調査を発表した。

全体の合計は、客単価がやや上昇して、客数は4.8%減。売上高もやや減。店舗数は前年並みとなった。

JFは「太平洋側を中心に2度の大雪に見舞われ、どの業態においても客足に大きく影響し、徐々に回復の兆しを見せていた外食マーケットに水を差した」としている。

事業所数(n=211)、店舗数(n=29,592)
全体 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 97.2% 100.9% 95.2% 102.1%

ファストフード

ファストフードの合計は、客単価がやや上昇して、客数は6.0%減と不調。売上高も3.4%減。店舗数は前年並みとなった。

洋風は、客単価が5.2%アップと大きく上昇して、客数は11.0%の2桁大幅減。売上高も6.4%減と不調。店舗数はやや減少した。

和風は、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移して、客数は6.5%増と好調。売上高も6.0%増と非常に好調。店舗数は前年並みとなった。

麺類は、客単価がやや上昇して、客数はやや減。売上高も減少傾向ながら前年並み。店舗数は5.6%増と大きく増加した。

持ち帰り米飯/回転寿司は、客単価がやや上昇して、客数は10.4%の2桁大幅減。売上高も8.8%減と不調。店舗数はやや減少した。

その他は、客単価が5.0%アップと大きく上昇して、客数はやや減。売上高はやや増。店舗数はやや増加した。

事業所数(n=58)、店舗数(n=16,847)
ファストフード 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 96.6% 100.6% 94.0% 102.8%
洋風 93.6% 98.9% 89.0% 105.2%
和風 106.0% 100.3% 106.5% 99.6%
麺類 99.6% 105.6% 97.3% 102.3%
持ち帰り米飯/回転寿司 91.2% 97.6% 89.6% 101.8%
その他 102.8% 102.8% 97.9% 105.0%

ファミリーレストラン

ファミリーレストランの合計は、客単価がやや上昇して、客数はやや減。売上高は前年並み。店舗数はやや増加した。

洋風は、客単価が前年並みに推移して、客数は4.1%減。売上高も3.2%減。店舗数はやや増加した。

和風は、客単価が前年並みに推移したが、客数はやや増。売上高も3.0%増。店舗数は3.3%増となった。

中華は、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移して、客数はやや増。売上高もやや増。店舗数は4.1%増となった。

焼き肉は、客単価がやや上昇したが、客数はやや増。売上高も5.1%増と非常に好調。店舗数はやや増加した。

事業所数(n=52)、店舗数(n=7,736)
ファミリーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 100.4% 102.6% 98.9% 101.5%
洋風 96.8% 101.9% 95.9% 100.9%
和風 103.0% 103.3% 102.2% 100.8%
中華 102.2% 104.1% 102.9% 99.3%
焼き肉 105.1% 102.4% 102.4% 102.6%

パブ・居酒屋

パブ・ビアホールは、客単価が4.7%下降したが、客数はやや減。売上高も6.9%減と不調。店舗数は3.1%増となった。

居酒屋は、客単価がやや下降したが、客数は8.7%減と不調。売上高も10.8%減と2桁の大幅減となった。店舗数はやや減少した。居酒屋の売上高は、2012年4月以来23カ月連続前年割れとなった。

事業所数(n=35)、店舗数(n=2,231)
パブ・居酒屋 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 89.8% 98.2% 92.5% 97.0%
パブ・ビアホール 93.1% 103.1% 97.7% 95.3%
居酒屋 89.2% 97.4% 91.3% 97.7%

ディナーレストラン

ディナーレストランの合計は、客単価がやや上昇して、客数はやや減。売上高もやや減。店舗数はやや増加した。

事業所数(n=31)、店舗数(n=476)
ディナーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 98.7% 101.3% 97.5% 101.3%

喫茶

喫茶の合計は、客単価がやや上昇して、客数は3.4%減。売上高もやや減。店舗数は減少傾向ながら前年並みとなった。

事業所数(n=14)、店舗数(n=1,890)
喫茶 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 98.6% 99.8% 96.6% 102.0%

その他

事業所数(n=21)、店舗数(n=412)
その他 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 99.4% 102.0% 100.0% 99.4%

●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/