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鮮魚15％減。カツオ34％増

2025年7月第4週（2025年7月25日〜2025年7月31日）

2025年8月4日 FWJニュースデスク生鮮の市況（水産／東京都）

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課）が発表した2025年7月第4週（2025年7月25日〜2025年7月31日）の概況より。
30日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ15％の減少。前年同期は2024年7月26日〜2024年8月1日。
1日平均取扱数量は総量926t（93％、85％）。このうち鮮魚類は485t（前週比85％、前年同期比94％）、冷凍魚類は251t（前週比133％、前年同期比74％）、塩干加工品は190t（前週比82％、前年同期比79％）。

日ごとの動き

7月25日（金）週末の取引、荷動きはまずまず。アジは1〜3割続落、ブリは1〜2割下落、カツオは軟調、サバは小甘い、イワシとスルメはともに弱保合だった。相場全体では小幅続落。

7月26日（土）休市前の取引、休み前で買い気が良かったこともあり、荷動きはおおむね良好だった。アジは強保合、カツオは堅調、ブリは小反発、スルメは幾分値を下げ、サバは小動き、イワシは保合った。相場全体では小動き。

7月28日（月）週明けの取引、買い気は順調。ブリは3〜4割続伸、イワシは堅調、カツオは2割、アジは1割、ともに下落、スルメは小動き、サバは保合った。相場全体では区々。

7月29日（火）休市前の取引、入荷は減ったため、荷動きは順調。カツオは堅調、アジとブリはともに強保合、スルメは小動き、サバとイワシはともに保合った。相場全体では強保合。

7月31日（木）休市明けの取引、月末で買い気は振るわず、相場は伸び悩む展開。カツオは小幅下落、ブリは小安く、スルメは弱保合、サバは小高く、アジは強保合、イワシは保合った。相場全体では小動き。

品目別の動き

アジ　中型が宮城と島根、中小型が佐賀と長崎主体に入荷。前週に比べ数量は17％減少、価格は中型が1割強安、中小型が0.5割強安。

サバ　宮城主体に入荷。前週に比べ数量は23％減少、価格は1.5割弱安。

イワシ　千葉主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに減少、価格はほぼ変わらず。

スルメイカ　青森主体に入荷。前週に比べ数量は6％減少、価格は1.5割安。

カツオ　宮城と千葉主体に入荷。前週に比べ数量は34％増加、価格は2割安。

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況（2025年7月第4週）
品名	一日平均取扱数量（t）			主産地	銘柄	卸売価格（円／㎏）及び中値比較
品名	取扱数量	前週比	前年同期比	主産地	銘柄	高値	中値	安値	前週比	前年同期比
マグロ	38.3	87	113	各地	生	21,600	5,051	1,836	131	85
マグロ	38.3	87	113	海外	生	16,740	9,862	4,104	131	125
メバチ	55.1	128	119	各地※	冷凍	2,700	1,115	864	100	112
アジ	39.3	83	120	宮城ほか	中	1,620	734	432	88	89
アジ	39.3	83	120	佐賀ほか	中小	864	626	432	93	120
サバ	18.4	77	83	宮城	－	756	443	270	86	111
イワシ	25.2	97	189	千葉	－	1,296	378	324	100	69
スルメイカ	18.8	94	155	青森	－	1,944	734	432	85	54
冷スルメイカ	1.0	42	143	各地	－	2,376	–	2,160	–	–
サンマ	1.1	92	157	各地	解凍	972	–	648	–	–
カレイ	6.0	100	71	北海道	マ	–	648	–	92	105
				青森ほか	マコ	1,404	918	756	119	–
				北海道	アカ	1,080	851	756	117	109
				北海道	アサバ	–	648	–	75	104
ハマチ	6.3	82	58	愛媛ほか	野〆	1,944	1,836	1,782	100	155
塩サケ	13.3	97	78	北海道	トキ	–	3,240	–	100	–
塩サケ	13.3	97	78	北海道	アキ	1,620	1,512	1,404	100	165
タラ類	2.1	91	64	ー	生	–	–	–	–	–
タラ類	2.1	91	64	宮城	ぶわ	1,728	–	1,620	–	–
カツオ	29.5	134	59	宮城ほか	－	2,700	972	378	80	150
キンメダイ	12.1	130	164	東京ほか	－	4,860	1,922	1,296	94	93