カツオ千葉主体入荷35％増

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2023年5月第5週（5月26日〜6月1日）の概況より。
31日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,163t（前週比114％、前年同期比117％）。

このうち鮮魚類は582t（前週比102％、前年同期比121％）、冷凍魚類は320t（前週比153％、前年同期比143％）、塩干加工品は261t（前週比108％、前年同期比91％）。

日ごとの動き

5月26日（金）　週末の取引、買い気は振るわなかった。イワシが1〜2割上伸し、スルメは小高く、メジは堅調、サバはしっかり、カツオは強保合、アジは1〜3割続落、ブリは1〜2割続落。相場全体では区々。

5月27日（土）　休市前の取引、買い気は順調。サバが1〜3割上伸、アジは1〜2割反発、ブリは強保合、カツオは1〜2割下落、イワシは1割反落、スルメは小反落、メジは小動き。相場全体では区々。

5月29日（月）　休市明けの取引、買い気は低調。アジが1〜3割続伸、ブリが2〜3割下落、カツオは1〜3割続落、スルメは小甘い、サバ、イワシ、メジはいずれも保合。相場全体では軟調。

5月30日（火）　休市前の取引、買い気は振るわなかった。スルメが1割下落し、カツオは軟調、サバは小甘い、ブリは弱保合、メジは小動き、アジとイワシはともに保合。場全体では小甘い。

6月1日（木）　休市明けの取引、買い気はいまひとつ。メジがしっかり、カツオは強保合、アジは小反落、ブリは軟調、スルメは小動き、サバ、イワシはともに保合。相場全体では小動き。

品目別の動き

アジ　中型が長崎、中小型が石川主体に入荷。数量は前週に比べ4％増加し、価格は中型、中小型がともにわずかに上昇。

サバ　千葉と石川主体に入荷。数量は前週に比べ8％増加し、価格はわずかに下落。

イワシ　宮城主体に入荷。数量は前週に比べ16％減少し、価格はわずかに上昇。

スルメイカ　富山主体に入荷。数量は前週に比べ67％増加し、価格は1.5割安。

カツオ　千葉主体に入荷。数量は前週に比べ35％増加し、価格は0.5割強安。

主な水産物の市況（2023年5月第5週）