ムキカキの数量は12％減少

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2023年12月第4週（12月22日〜12月28日）の概況より。
今週は6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ5％の減少。
1日平均取扱数量は総量1,167t（前週比100％、前年同期比101％）。

このうち鮮魚類は502t（前週比95％、前年同期比95％）、冷凍魚類は292t（前週比90％、前年同期比117％）、塩干加工品は373t（前週比121％、前年同期比99％）。

日ごとの動き

12月22日（金）　週末の取引、買い気は振るわなかった。ブリが小反発、カツオは堅調、サバはしっかり、イワシは強保合、アジは2〜3割続落、メジは軟調、スルメは弱保合。相場全体では小動き。

12月23日（土）　休市前の取引、買い気はいまひとつ。カツオが1割上伸、サバは堅調、アジは保合、ブリは2割反落、メジは1割下落、イワシは小動き、アジは保合った。相場全体では強保合。

12月25日（月）　週明けの取引、クリスマスで鮮魚の買い気は振るわなかった。アジが2〜3割上伸、イワシは1〜2割上伸、ブリは堅調、サバはしっかり、メジは強保合、スルメは軟調、カツオは小動き。相場全体では堅調。

12月26日（火）　入荷は減ったが、買い気は低調。イワシが2割反落し、スルメは小安い、サバとブリはともに弱保合、メジは堅調、カツオは強保合、アジは小動き。相場全体では軟調。

12月27日（水）　水曜開市日の取引、年末の水曜市で買い気は引き続き低調。ブリが1〜2割、アジは1割ともに下落、スルメとメジは軟調な相場形成、カツオは小甘く、イワシは小反発、サバは強保合。相場全体では小安い。

12月28日（木）　入荷は減ったが、買い気は弱かった。アジが2割反発、サバは1〜2割上伸、メジはしっかり、スルメは強保合、カツオは軟調、ブリは小動き、イワシは保合った。相場全体では強保合。

品目別の動き

アジ　中型が長崎と千葉、中小型が千葉主体に入荷。数量は前週に比べ29％減少し、価格は中型が2割強高。

サバ　宮城主体に入荷。数量は前週に比べ48％減少し、価格は1.5割高。

イワシ　北海道主体に入荷。数量は前週に比べ31％減少し、価格はわずかに下落。

スルメイカ　北海道と青森主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格はわずかに上昇。

カツオ　鹿児島と宮崎主体に入荷。数量は前週に比べ9％減少し、価格は1.5割強安。

ムキカキ　12％減少し、三陸産の価格は1割弱高。

主な水産物の市況（2023年12月第4週）