じゃが大幅増、北海道産強保合

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年8月第1週（8月4日〜8月10日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,193t（前週比101％、前年同期比109％）。

日ごとの動き

前週比ではいんげん、オクラ、レイシ（にがうり）等が減少したが、じゃがいも、たまねぎ、かぼちゃ等が増加したため、1％の微増となった。

前年同期比ではいんげん、さといも、オクラ等が減少したが、きゅうり、とうもろこし、じゃがいも等が増加したため、9％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強含みとなった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、高温による品質不良による影響を受け、前週比で増減なしとなった。高温で需要は減退しているものの入荷が少ないことから、北海道産の価格は強保合となった。

にんじん　北海道等を中心に入荷したが、高温による品質不良による影響を受け、前年同期比で4％の減少となった。北海道産の価格は前年同期比で弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、群馬県産は降雨があり微増したが、岩手県、長野県産が干ばつの影響で数量が伸び悩み、前週比で1％の微減となった。群馬県産の数量は充分なことから荷動きは鈍化し、群馬県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、長野県産が干ばつ傾向のため、前週比で6％の減少となった。荷動きはやや鈍く、長野県産の価格は保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、長野県産が干ばつ傾向のため、前週比で8％の減少となった。気温が高いことから量販店需要は減退しているが、全体量が少ないことから、長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で3％の増加となった。価格が高いことから需要は落ち着き、群馬県産の価格は弱含みとなった。

ねぎ　茨城県を中心に北海道等から入荷し、前週比で5％の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

きゅうり　、福島県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。荷動きはまずまずで、福島県産の価格は保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷したが、高温と干ばつの影響から前週比で3％の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

トマト　北海道を中心に青森県等から入荷したが、前週比で2％の減少となった。数量は充分なことから荷動きは鈍く、北海道産の価格は保合となった。

ピーマン　岩手県を中心に茨城県等から入荷し、前年同期比で増減なしとなった。岩手県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に茨城県等から入荷し、前年同期比で33％の大幅な増加となった。北海道産の価格は前年同期比で強保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に兵庫県等から入荷し、前年同期比で21％の増加となった。北海道産の価格は前年同期比で強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年8月第1週）