カツオ入荷5割増、価格2割安

2023年5月第1週(4月28日〜5月4日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年5月第1週(4月28日〜5月4日)の概況より。
今週は4月29日(土)、5月3日(水)、4日(木)が休市のため3日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ49%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,481t(前週比154%、前年同期比106%)。

このうち鮮魚類は778t(前週比149%、前年同期比115%)、冷凍魚類は336t(前週比174%、前年同期比109%)、塩干加工品は368t(前週比149%、前年同期比87%)。

日ごとの動き

4月28日(金) 連休前の取引、買い気はまずまず。アジが1〜2割続伸し、イワシはしっかり、スルメは強保合、メジは小安い、カツオは小動き、サバ、ブリはともに保合。相場全体ではしっかり

5月1日(月) 大型連休谷間の取引、買い気よく、荷動きは良好。カツオが小高く、スルメ、メジが堅調、アジは底堅く、イワシは強保合、ブリは供給過剰気味で弱保合、サバはおおむね保合。相場全体では強保合

5月2日(火) 連休前の取引、買い気は良好、おおむね順調な荷動き。アジが1〜2割上伸、スルメが続堅調、サバは2〜3割値を上げ、カツオとイワシはともに強保合、ブリは弱保合。相場全体では小幅上伸

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根と鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ50%増加し、価格は中型が2割強高、中小型が11.5割弱高。

サバ 鳥取と千葉主体に入荷。数量は前週に比べ21%増加し、価格は1割高。

イワシ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ35%増加し、価格は1割強高。

スルメイカ 富山主体に入荷。数量は前週に比べ22%増加し、価格は0.5割安。

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ54%増加し、価格は2割安。

主な水産物の市況(2023年5月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ42.912073各地12,9605,1602,160112151
海外6,4803,9362,1608898
メバチ43.991119各地※冷凍2,4842,147864184168
アジ56.6150201長崎1,08079248612258
島根ほか中小1,080918756213113
サバ25.5121151鳥取ほか1,51248632411078
イワシ43.3135210石川86435327011289
スルメイカ8.212263富山1,6201,18897295115
冷スルメイカ3.519454各地1,080-810--
サンマ1.215048各地解凍-1,296-100-
カレイ16.911874北海道648558540105124
宮城ほかマコ972810756115176
北海道アカ702558432115129
北海道アサバ5402882168663
ハマチ13.815284愛媛ほか野〆1,5661,4041,296100104
塩サケ23.812088北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100115
タラ類8.813391岩手ほか756-594--
宮城ぶわ1,620-1,404--
カツオ45.4154193鹿児島4,1048103248080
キンメダイ9.3116166東京ほか4,8602,0161,296120119
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/