にんじん、かぼちゃなどが増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年3月第3週（3月17日〜3月23日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,056t（前週比102％、前年同期比107％）。

日ごとの動き

前週比ではなのはな、ごぼう、さといもが減少したが、にんじん、かぼちゃ、ピーマン等が増加し、2％の増加となった。

前年同期比ではかぼちゃ、ごぼう、ブロッコリー等が減少したが、たまねぎ、キャベツ、ねぎが増加し、7％の増加となった。

市況は前週比、前年同期比ともに区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、神奈川県産が終盤に入っており、前週比3％の減少となった。気温上昇により需要は低下し、千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　徳島県を中心に千葉県等から入荷し、徳島県産が漸増しており、前週比19％の増加となった。徳島県産の価格は前週比で強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比7％の増加となった。春キャベツの需要あり荷動きはまずまずあるが、全体量も多く、愛知県産の価格は保合となった。

レタス　茨城県を中心に静岡県等から入荷し、前週比で3％の増加となった。荷動きはさほどよくなく、茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷し、前週比1％の増加となった。全体量少なく相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。価格がこなれて荷動きは良好で、群馬県産の価格は強含みとなった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、埼玉県産は秋冬作が終盤に入り、前週比4％の減少となった。千葉県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　群馬県、宮崎県等から入荷し、前週比2％の増加となった。荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県から中心に入荷し、前週比7％の増加となった。荷動きは鈍く、高知県産の価格は弱含みとなった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。春商材として需要が出てきており、熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に宮崎県等から入荷し、茨城県産の春物が漸増して、前週比8％の増加となった。全体量は十分あり相場は下落傾向で、茨城県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に静岡県等から入荷し、前週比1％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年3月第3週）