木曜買い気は順調も小幅続落

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2022年7月第4週（7月22日〜7月28日）の概況より。
27日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ5％の減少。
1日平均取扱数量は総量908t（前週比90％、前年同期比103％）。

このうち鮮魚類は482t（前年同期比108％）、冷凍魚類は161t（前週比78％、前年同期比94％）、塩干加工品は266t（前週比90％、前年同期比101％）。

日ごとの動き

7月22日（金）　週末の取引、買い気はやや上向き。サバが2〜3割、アジが1〜2割下落、スルメは1〜2割反落、ブリは小甘い、イワシは弱保合、カツオは1〜3割反発、メジは堅調。相場全体では軟調。

7月23日（土）　休市前の取引、土用の丑の日で鮮魚類の買い気は振るわず。アジが堅調、サバが小甘い、イワシ、カツオが小動き、スルメ、ブリ、メジは保合。相場全体では保合。

7月25日（月）　週明けの取引、入荷増で買い気は弱め。スルメが2〜5割、カツオが1〜2割上伸、サバ、メジはしっかり、アジは軟調、イワシ、ブリは保合。相場全体では堅調。

7月26日（火）　休市前の取引、雨市で買い気は振るわず。アジが1割上伸、メジは堅調、スルメが2割反落、イワシは1〜2割下落、サバは小安い、ブリは軟調、カツオは小甘い。相場全体では小安い。

7月28日（木）　休市明けの取引、買い気は順調。アジが2割反落、スルメは1〜2割続落、メジは1〜2割下落、サバは小甘い、カツオは弱保合、イワシは強保合、ブリは小動き。相場全体では小幅続落。

品目別の動き

アジ　中型が長崎、中小型が静岡主体に入荷。数量は前週に比べ19％増加し、価格は中型が3割弱高、中小型が1.5割弱安。

サバ　岩手主体に入荷。数量は前週に比べ5％減少し、価格は1.5割弱安。

イワシ　鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ24％減少し、価格はわずかに下落。

スルメイカ　石川主体に入荷。数量は前週に比べ10％増加し、価格はほぼ変わらず。

カツオ　宮城主体に入荷。数量は前週に比べ25％減少し、価格は1割強高。

主な水産物の市況（2022年7月第4週）