アジ7割増。長崎、三重主体

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年4月第4週(4月22日〜4月28日)の概況より。
27日(水)が開市のため6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ7%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,182t(前週比97%、前年同期比96%)。

このうち鮮魚類は645t(前週比%、前年同期比104%)、冷凍魚類は237t(前週比84%、前年同期比101%)、塩干加工品は300t(前週比90%、前年同期比79%)。

日ごとの動き

4月22日(金) 週末の取引、潤沢な入荷で荷動きは停滞。アジが2〜4割続落、ブリは1〜2割下落、サバは軟調、スルメは2〜3割上伸、メジは堅調、イワシは強保合、カツオは保合。相場全体では下落

4月23日(土) 休市前の取引、入荷が大幅に減り荷動きは幾分回復。アジが1〜2割反発、カツオが1〜2割上伸、ブリは強保合、スルメは小反落、イワシは軟調、サバは保合。相場全体では小反発

4月25日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。サバが堅調、カツオはしっかり、スルメは強保合、アジは1割反落、ブリは小甘い、メジは弱保合。相場全体では小動き

4月26日(火) 入荷増で水曜が開市ということもあり、荷動きはよくなかった。サバが2割、スルメが1割下落、メジは小安く、イワシは軟調、アジは堅調、ブリは保合。相場全体では軟調

4月27日(水) 入荷は減ったが水曜市で買い気は振るわず。アジが1〜2割上伸、スルメが小反発、ブリは小高く、サバは堅調、イワシは強保合、カツオは小動き、ブリは小高い。相場全体では小高い

4月28日(木) 休み前で買い気が上向き、荷動きはおおむね良好。カツオとブリが小幅上伸、イワシが強保合、アジは幾分値を下げ、サバは小安く、スルメは伸び悩んだ。相場全体では区々

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が三重主体に入荷。数量は前週に比べ72%増加し、価格は中型が3.5割強安、中小型が5割強安。

サバ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ5%増加し、価格は2割強安。

イワシ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ23%増加し、価格は2割強安。

スルメイカ 富山主体に入荷。数量は前週に比べ45%減少し、価格はわずかに上昇

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ9%減少し、価格はわずかに上昇

主な水産物の市況(2022年4月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ44.8104122各地5,355
海外4,005
メバチ6182103各地※冷凍1,256
アジ72172137長崎396
三重中小220
サバ2710593鳥取299
イワシ2012387千葉306
スルメイカ5.15560富山857
冷スルメイカ2.396135各地
サンマ1.68976各地解凍
カレイ17.38394北海道400
宮城ほかマコ473
北海道アカ405
北海道アサバ378
ハマチ10.310770愛媛ほか野〆1,350
塩サケ15.97490北海道トキ
北海道アキ896
タラ類8.482102岩手ほか
宮城ぶわ
カツオ29.59185鹿児島666
キンメダイ9.697108東京ほか1,620
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/