先週に続いてカツオが入荷増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年4月第2週(4月8日〜4月14日)の概況より。
13日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,219t(前週比84%、前年同期比92%)。

このうち鮮魚類は684t(前週比104%、前年同期比100%)、冷凍魚類は213t(前週比51%、前年同期比86%)、塩干加工品は322t(前週比85%、前年同期比81%)。

日ごとの動き

4月8日(金) 週末の取引、比較的潤沢で荷動きは低調。メジが3割、ブリが1〜2割下落、サバは2〜3割、スルメは1割続落、アジは弱保合、カツオは強保合、イワシはしっかり、相場全体では下落

4月9日(土) 休市前の取引、入荷が少なく買い気は上向き。カツオが2〜3割、イワシが1〜2割上伸、サバは2割反発、スルメは堅調、メジはしっかり、アジは2割下落、相場全体では反発

4月11日(月) 週明けの取引、買い気はいまひとつ。アジが2〜3割反発、サバは2〜3割続伸、ブリは1〜3割上伸、メジは堅調、カツオが1〜2割反落、イワシは弱保合、スルメは保合、相場全体では堅調

4月12日(火) 休市前の取引、荷動きは振るわず。イワシが2〜3割下落、メジは小安い、アジ、ブリは軟調、サバは堅調、スルメは小高い、カツオは保合、相場全体では軟調

4月14日(木) 休市明けの取引、入荷は減ったが天候悪化予報で買い気は低調。イワシ、メジが1〜2割反発、アジは堅調、サバは強保合、カツオ、ブリが1〜2割下落、スルメは1割反落。相場全体では区々

品目別の動き

アジ 中型が福岡、中小型が長崎と新潟主体に入荷。数量は前週に比べ6%増加し、価格は中型が0.5割強安。

サバ 富山と静岡主体に入荷。数量は前週に比べ3%減少し、価格は0.5割強高。

イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ17%減少し、価格は約1.5割高。

スルメイカ 長崎主体に入荷。数量は前週に比べ43%増加し、価格は1.5割強安。

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は変わらず。

主な水産物の市況(2022年4月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ40.910397各地4,640
海外7,371
メバチ43.48077各地※冷凍1,258
アジ57.110686福岡486
長崎ほか中小522
サバ32.897105富山ほか367
イワシ22.98387鳥取367
スルメイカ14.4143109長崎912
冷スルメイカ2.292183各地-
サンマ1.689107各地解凍-
カレイ20.710599北海道367
青森ほかマコ432
北海道アカ389
北海道アサバ365
ハマチ109264愛媛ほか野〆1,350
塩サケ19.988100北海道トキ-
北海道アキ896
タラ類9.486100岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ29104121鹿児島626
キンメダイ18.6182192東京ほか1,577
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/