ほうれんそう生育順調で大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年3月第4週（3月19日〜3月25日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週4日、前週6日、前年4日。

1日平均入荷量は総量6,528t（前週比135％、前年同期比108％）。

前週比ではミニトマト、きゅうり、たまねぎ等が増加したため、35％の増加となった。

前年同期比では、ごぼう、じゃがいも、かぼちゃ等が減少したが、ブロッコリー、ほうれんそう、はくさいが増加したため、8％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比は区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、千葉県産が増量傾向のため、前週比47％の大幅な増加となった。千葉県産の価格は強含みとなった。

にんじん　徳島県を中心に千葉県等から入荷し、徳島県産が増量傾向のため、前週比39％の大幅な増加となった。全体量が多いため引合いは弱まり、徳島県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に神奈川県等から入荷し、愛知県、神奈川県産が増量したため、前週比37％の大幅な増加となった。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷し、前週比27％の増加となった。降雨の影響のため全体量が減少傾向になり、引合いが強まり、茨城県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷し、前週比16％の増加となった。引合いが強まり、茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷し、生育順調のため、前週比30％の大幅な増加となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、埼玉県産の春作が増量したため、前週比は19％の増加となった。千葉県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　群馬県、千葉県等から入荷し、前週比56％の大幅な増加となった。群馬県産の価格は弱含みとなった。

なす　高知県を中心に順調に入荷し、前週比38％の大幅な増加となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比45％の大幅な増加となった。気温が上がり荷動きがよくなったため、熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　宮崎県、茨城県等から順調に入荷し、前週比41％の大幅な増加となった。宮崎県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年3月第4週）