キャベツ、レタス荷動き鈍い

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年2月第4週（2月19日〜2月25日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,876t（前週比98％、前年同期比108％）。

前週比ではだいこん、こまつな、キャベツ等が増加したが、さといも、にんじん、ピーマン等が減少したため、2％の減少となった。

前年同期比では、ごぼう、さといも、じゃがいも等が減少したが、ミニトマト、ブロッコリー、はくさい等が増加したため、8％の増加となった。

市況は前週比で弱保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県を中心に千葉県等から入荷し、前週比15％の増加となった。神奈川県産の価格は保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、埼玉県産が終盤で千葉県産も出荷量が少なく、前週比19％の減少となった。全体量が少なく引合いが強いため、千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から生育順調で入荷し、前週比7％の増加となった。全体量が多く荷動きが鈍いため、愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　静岡県を中心に兵庫県等から入荷し、前週比は増減なしとなった。荷動きが鈍く相場は下落し、静岡県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、茨城県産は秋冬作が終盤に近づき減少したため、前週比4％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。全体量が潤沢なため荷動きが鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、関東産の作柄がよくなく、前週比4％の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　宮崎県、千葉県等から入荷したが、宮崎県産が作型の端境で数量が少なく、前週比9％の減少となった。月末で荷動きが鈍く、宮崎県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、高知県、福岡県産が天候よく増量し、前週比1％の微増となった。高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。熊本県産の価格は弱含みとなった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷したが、前週比16％の減少となった。荷動きが鈍く、宮崎県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年2月第4週）