アールス順調。静岡産強含み

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年11月第5週（11月27日〜12月2日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量2,273t（前週比104％、前年同期比103％）。

前週比では、かき、西洋なし、りんごが減少したが、いちご、アールスメロン、みかんが増加したため、4％の増加となった。

前年同期比ではアールスメロン、西洋なし、いちごが減少したが、りんご、かきが増加したため、3％の増加となった。

市況は前週比で弱保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

みかん　愛媛県を中心に長崎県等から入荷し、前週比8％の増加となった。愛媛県産早生の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に長野県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。山形県産「ふじ」の価格は弱保合、青森県産「王林」の価格は弱含みとなった。

西洋なし　山形県、新潟県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。荷動きは鈍く、山形県産「ラ・フランス」の価格は弱含みとなった。

かき　福岡県を中心に奈良県等から入荷したが、各産地とも終盤を迎えており、前週比22％の減少となった。荷動きはやや鈍く、福岡県産「富有」の価格は弱含みとなった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷し、前週比48％の大幅な増加となった。栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」の価格はともに弱保合となった。

アールスメロン　静岡県、熊本県等から入荷し、順調な出荷が続いており、前週比15％の増加となった。天候が良かったため品質、玉、サイズとも安定したものとなっている。静岡県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2020年11月第5週）