レタス、白菜 量販・加工需要

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年4月第2週（4月10日〜4月16日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,681t（前週比101％、前年同期比97％）。

前週比ではだいこん、ほうれんそう、キャベツ等が減少したが、たまねぎ、ふき、きゅうり等が増加し、1％の微増となった。

前年同期比では、じゃがいも、たまねぎ、にんじん等が増加したが、はくさい、トマト、ミニトマト等が減少したため、3％の減少となった。

市況は、前週比が区々、前年同期比が強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県等から入荷したが、千葉県産、茨城県産が前進出荷の傾向で数量が減少し、前週比19％の減少となった。千葉県産の価格は弱含みとなった。

にんじん　徳島県を中心に静岡県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。徳島県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　愛知県、神奈川県等から入荷したが、前週比13％の減少となった。荷動きは良好で、愛知県産の価格は強含みとなった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。量販店での引き合いがあり相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比9％の減少となった。加工業者からの引き合いが強く相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷し、前週比23％の増加となった。群馬県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、高知県産、福岡県産が若干増加し、前週比1％の微増となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、熊本県産、栃木県産が増量傾向で、前週比5％の増加となった。荷動きは鈍く、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に高知県等から入荷し、前週比16％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年4月第2週）