とちおとめの出荷量が大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年11月第4週（11月22日〜11月28日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週4日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量2,474t（前週比113％、前年同期比132％）。

　前週比では、いちご、アールスメロン、みかんなどが増加したため、13％の増加となった。

　前年同期比ではかき、みかん、りんごなどが増加したため、32％の大幅な増加となった。

　市況は前週比、前年同期比ともに区々となった。

品目別の動き

みかん　早生が愛媛県を中心に長崎県等から入荷し、早生が出荷ピークに入ってきているため、前週比16％の増加となった。愛媛県産早生の価格は保合となった。

りんご　山形県、長野県等から入荷し、前週比14％の増加となった。価格は山形県産「ふじ」は弱保合、青森県産「王林」は保合となった。

西洋なし　山形県を中心に新潟県等から順調に入荷し、前週比15％の増加となった。山形県産「ラ・フランス」の価格は保合となった。

かき　福岡県を中心に奈良県等から入荷し、福岡県産「富有」の出荷ピークとなり、前週比2％の増加となった。福岡県産「富有」の価格は保合となった。

いちご　栃木県「とちおとめ」を中心に福岡県「あまおう」から入荷し、栃木県産「とちおとめ」の出荷量が増え、前週比66％の大幅な増加となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は弱保合となった。

アールスメロン　熊本県を中心に静岡県等から入荷し、前週比22％の増加となった。ギフト需要の引合いが出始め、荷動きがよく相場は上昇し、静岡県産の価格は強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2019年11月第4週）