ごはん映画は“飯テロ”の先へ

[296] ごはん映画ベスト10 2022年 洋画編

2022年に公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する。まずは洋画編から。

2022年1月1日〜2022年12月31日に公開された洋画で、

  • 食べ物や飲み物の「おいしそう度」
  • 食べ物や飲み物の作品内容への関連性
  • 作品自体の完成度

の3点を基準に最高点15ポイントとして評価した。★=1.0点 ☆=0.5点

※注意!! 以下はネタバレを含んでいます。


第10位(9.5ポイント)

「ハウス・オブ・グッチ」のマカロンとシュトゥルーデル

おいしそう度★★☆  作品との関連性★★☆  作品の完成度★★★★☆

 イタリアのファッションブランド、グッチのお家騒動を描いたサラ・ゲイ・フォーデンのノンフィクションを、「エイリアン」(1979、本連載第29回参照)、「ブレードランナー」(1982、本連載第8回参照)のリドリー・スコット監督が映画化。主演のレディー・ガガ扮するパトリツィア・レッジャーニの他、マウリツィオ・グッチ(アダム・ドライバー)、アルド・グッチ(アル・パチーノ)、パオロ・グッチ(ジャレッド・レト)、ロドルフォ・グッチ(ジェレミー・アイアンズ)等、特殊メイクによるそっくりさんぶりが話題になった。

 成金の娘、パトリツィアは、グッチ創業家一族の御曹司、マウリツィオとタンカレー・マティーニ(カクテルの一種)をきっかけに出会い、金目当てで結婚する。パトリツィアは温室育ちのマウリツィオを利用して、グッチ一族内の確執をさんざん煽り立てた結果、マウリツィオまでが財務警察(イタリアの警察組織の一つ)に追われる身になってしまう。

 スイスのスキーリゾート地、サン・モリッツに逃亡したマウリツィオは、妻の本性にようやく気付き、幼馴染のパオラ・フランキ(カミーユ・コッタン)との再会を機に離婚を決意する。そこにパトリツィアが到着し、マウリツィオとパオラの他、セレブばかりが集うゲレンデの会食の席につく。パトリツィアは、持参したマカロンを周囲にすすめながら、マウリツィオとのパリでの思い出を語るが、由緒ある教会ノートルダム・ド・ノレットを「ノートルダム・ド・ローウエット」と呼んだり、エッフェル塔にあるミシュラン一つ星レストラン「ル・ジュール・ベルヌ」の階を間違えたりをマウリツィオに指摘され、育ちの悪さを暴露されるような屈辱を受ける。

 翌朝のゲレンデ、白いスキーウエアのパオラの前に、全身真っ赤なスキーウエアをまとったパトリツィアが現れる。手作りのシュトゥルーデル(オーストリア生まれの菓子)をマウリツィオに贈ろうとするパオラに、パトリツィアはコーヒーの飲み方一つで、泥棒みたいな真似はやめろとプレッシャーをかける。後に事件を起こすパトリツィアの、強烈な個性がうかがえるシーンである。

公式サイト:https://www.mgmstudios.com/house-of-gucci/


第9位(10.0ポイント)

「クライ・マッチョ」のメキシコ料理

おいしそう度★★★  作品との関連性★★☆  作品の完成度★★★★☆

 N・リチャード・ナッシュの原作をクリント・イーストウッドの監督・主演で映画化。1971年に「恐怖のメロディ」で監督デビューしたイーストウッドの、監督デビュー50周年記念作品である。

 イーストウッド扮するマイク・マイロは、かつてロデオ界のスターとして名を馳せたが、今は年老いて馬の調教師として働いている。ある日マイクは、牧場主のハワード・ポルク(ドワイト・ヨーカム)から、ハワードの元妻レタ(フェルナンダ・ウレホラ)と暮らしている息子ラフォ(エドゥアルド・ミネット)を連れ戻す依頼を受け、メキシコに向かう。荒れた生活を送っていたラフォはマイクに反発するが、テキサスに向かう旅を続けるうちに、マイクと心を通わせていく。

 レタの差し向けた追っ手をまくために、ある宿場町にしばらく潜伏することにしたマイクとラフォは、レストランを営む未亡人のマルタ(ナタリア・トラヴェン)にかくまわれる。そこで振舞われるおいしそうなメキシコ料理の数々。そのお礼にマイクがカウボーイ料理を作ったり、一緒にトルティーヤプレスで生地を延ばしたりして、マイクとマルタの仲は接近していく。

 タイトルのマッチョ(おとこ)は、ラフォが飼っている闘鶏用の鶏の名前でもある。マイクは、かつての自分は力を誇示するためにマッチョであろうとしたが、バカだった。すべてわかった気でいたが、老いと共に無知な自分を知ったとラフォに語る。齢90を越えたイーストウッドが到達した新境地のように思えた。

公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/crymacho-movie/


第8位(10.5ポイント)

「ソウル・オブ・ワイン」のロマネ=コンティ

おいしそう度★★★☆  作品との関連性★★★★  作品の完成度★★★

 本連載第292回参照。フランス、ブルゴーニュ地方を舞台に、最高級ワインのロマネ=コンティをはじめとしたブルゴーニュワインの生産現場に密着したドキュメンタリーである。名だたる醸造家やソムリエによるテイスティングのシーンが数多くあり、おいしすぎて吐き出すのが惜しいという高級ワインの味を想像すると涎が出てくるという“呑みテロ”映画になっている。

公式サイト:https://mimosafilms.com/wine/


第7位(11.0ポイント)

「白いトリュフの宿る森」の白トリュフと目玉焼きのチーズ添え

おいしそう度★★★☆  作品との関連性★★★★  作品の完成度★★★☆

 本連載第274回参照。イタリア北部、ピエモンテ州を舞台に、アルバの森で白トリュフを採集するトリュフハンターと相棒のトリュフ犬のスローライフと、高値で取引されるトリュフの利権に群がる人々醜悪さを描いたドキュメンタリーである。トリュフ鑑定士のパオロ・スタッキーニが、白トリュフのスライスがたっぷりふりかかった目玉焼きのチーズ添えを、いかにもうまそうに食べるシーンが印象的だ

 本作の製作総指揮を務めたルカ・グァダニーノは、第79回ヴェネツィア国際映画祭で監督賞と新人俳優賞を受賞した「ボーンズ・アンド・オール」(2022。2023年日本公開予定)で、人を食べたくなる衝動に駆られるカップルを描いて話題を呼んだ。トリュフと人肉、何か通じるものがあるのだろうか。

公式サイト:https://www.truffle-movie.jp/


第6位(11.5ポイント)

「PIG/ピッグ」の鶏料理

おいしそう度★★★☆  作品との関連性★★★★  作品の完成度★★★★

 アメリカ、オレゴン州を舞台としたニコラス・ケイジ主演のドラマ。劇場発信型映画祭「カリテ・ファンタスティック! シネマ・コレクション2022」で好評を博し、一般公開となった。

 本作の主人公、ロブ(ニコラス・ケイジ)は、オレゴン州の森の奥でトリュフハンターとして生計を立てている。「白いトリュフの宿る森」では犬だったが、本作では豚が相棒である。ある日、ロブは何者かの襲撃を受け、豚を強奪されてしまう。ロブは、愛する豚を取り戻すために、バイヤーのアミール(アレックス・ウルフ)とポートランドへ。この捜索の過程で、伝説のシェフだったロブの過去が明らかになっていく。

 豚を盗んだ黒幕は、過去にロブと因縁のある意外な人物だった。ロブは、豚の行方を聞き出すため、封印していた料理の腕を振るい、黒幕にとって思い出の鶏料理を出すのだが……。

 ニコケイは近年作品に恵まれなかったが、本作の演技で第27回放送映画批評家協会賞の主演男優賞にノミネートされた。あのバラク・オバマ元大統領もおすすめの良作である。

公式サイト:https://pig-movie.jp/


第5位(12.0ポイント)

「グレート・インディアン・キッチン」のケーララ料理

おいしそう度★★★★  作品との関連性★★★★  作品の完成度★★★★

 本連載第272回参照。インド南西端のケーララ州北部の都市カリカットを舞台に、お見合い結婚した女性が、女性蔑視の古い価値観で奴隷のようにこき使われる地獄を描いたファミリー・ホラーである。

 テレビの料理番組のようなトップダウンショット(真上からの俯瞰)で映し出されるケーララ料理の調理シーンは見映えよくおいしそうなのだが、その裏で女性が犠牲になっていると想像すると食欲が減退してしまうので、“飯テロ映画”としては減点対象とならざるを得ない。

公式サイト:https://twitter.com/tgik_jp


第4位(12.5ポイント)

「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」のポリス料理

おいしそう度★★★★  作品との関連性★★★☆  作品の完成度★★★★★

「グランド・ブダペスト・ホテル」(2014、本連載第83回参照)のウエス・アンダーソン監督の長編第10作目。1975年、アメリカ・カンザス州の架空の新聞「ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン」の架空の別冊雑誌で、フランスの架空の街アンニュイ・シュール・ブラゼに編集部がある「ザ・フレンチ・ディスパッチ」の編集長、アーサー・ハウイッツァー・Jr.(ビル・マーレイ)が急死し、遺言によって廃刊が決まる。その追悼号兼最終号に掲載された1つのレポートと3つのエピソードをオムニバス形式で描いたのが本作。こうしたややこしさも、ウエス・アンダーソン作品の魅力の一つである。

 黒人でゲイのフード・ジャーナリスト、ローバック・ライト記者(ジェフリー・ライト)によるエピソード「警察署長の食事室──名シェフの横顔」は、アンニュイ署の警察署長(マチュー・アマルリック)の息子誘拐事件での、署長お抱えの東洋系シェフ、ネスカフィエ警部補(スティーヴン・パーク)の活躍を描いたもの。

 ネスカフィエは、ポリス料理におけるトレンドグルメの手本として称賛を集めていた。ポリス料理とは、ホットドッグやハンバーガーといった職務中の軽食が進化して洗練されたもの。携帯可、タンパク質豊富、利き手でない手で食せる、ひと口サイズ、音が出ない、現場を汚さない乾燥粉末ソース等、細かな決まりがある。

 誘拐事件では、捜索でカロリー不足に陥った署長にフルコースを提供。詳しいメニューの内容は控えるが、白黒の画面が分割され、カラーで映し出されるポリス料理の数々は、ポリス料理としての制約を感じさせない見事なものである。

 また、犯行グループが署長の息子を人質に立てこもった現場では、食事を提供する名目で犯行グループに接触。その顛末と、ネスカフィエの悲しいコメントについては本編でご確認いただきたい。

公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/french_dispatch


第3位(13.0ポイント)

「ザ・メニュー」のチーズバーガー

おいしそう度★★★★☆  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★☆

 本連載第293回参照。絶海の孤島にそびえる、カリスマシェフ、スローヴィク(レイフ・ファインズ)の高級レストランに招待された11人の客が体験する、前代未聞のフルコースを描いたワンシチュエーショングルメスリラーである。

 一部の例外を除き、芸術的な料理のどれも素晴らしいが、いちばんおいしそうなのはフルコースにないチーズバーガーだった。その理由は、本編をご覧いただきたい。

公式サイト:https://www.searchlightpictures.com/the-menu/


第2位(13.5ポイント)

「ボイリング・ポイント 沸騰」のカモ肉のしょうゆソース

おいしそう度★★★★☆  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★★

 本連載第284回参照。ロンドンの架空の高級レストランの裏側を、15年間シェフとして働いた経験を持つフィリップ・バランティーニ監督が、本編すべてをワンカットで描いた力作である。

 衛生管理をはじめ、現代のレストランをめぐる問題が次々と浮き彫りになるが、本来は腕のよいシェフ、アンディ(スティーヴン・グレアム)が作った渾身のひと皿は、魅力的に映った。

公式サイト:http://www.cetera.co.jp/boilingpoint/


第1位(14.0ポイント)

「デリシュ!」の宮廷料理

おいしそう度★★★★★  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★★

「デリシュ!」より。マンスロンが貴族お抱えの料理長だった時に作った宮廷料理。
「デリシュ!」より。マンスロンが貴族お抱えの料理長だった時に作った宮廷料理。

 本連載第287回参照。1789年、フランス革命を目前にした激動の時代を舞台に、元宮廷料理人マンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)の目を通して、王侯貴族のためであった美食が庶民に解放されていく“美食革命”を描いた作品。マンスロンが自宅を改装してオープンした、黎明期のレストランの料理もよいが、やはり目を惹くのは、本編冒頭の貴族のために作った豪華な宮廷料理だろう。

公式サイト:https://delicieux.ayapro.ne.jp/


おわりに

 本連載第293回でも触れたが、グルメ系フードドキュメンタリーが無条件もてはやされた時代から、コロナ禍による製作本数と公開本数の減少を経て、ごはん映画は“検証と批評の時代”に入ったと考えている。

 次回はベスト10「邦画編」をお届けする。お楽しみに。

●2022年度ごはん映画ベスト10〈洋画編〉

順位タイトルおいしそう度作品との関連性作品の完成度合計
1「デリシュ!」の宮廷料理★★★★★★★★★★★★★★14.0
2「ボイリング・ポイント 沸騰」のカモ肉のしょうゆソース★★★★☆★★★★★★★★★13.5
3「ザ・メニュー」のチーズバーガー★★★★☆★★★★★★★★☆13.0
4「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」のポリス料理★★★★★★★☆★★★★★12.5
5「グレート・インディアン・キッチン」のケーララ料理★★★★★★★★★★★★12.0
6「PIG/ピッグ」の鶏料理★★★☆★★★★★★★★11.5
7「白いトリュフの宿る森」の白トリュフと目玉焼きのチーズ添え★★★☆★★★★★★★☆11.0
8「ソウル・オブ・ワイン」のロマネ=コンティ★★★☆★★★★★★★10.5
9「クライ・マッチョ」のメキシコ料理★★★★★☆★★★★☆10.0
10「ハウス・オブ・グッチ」のマカロンとシュトゥルーデル★★☆★★☆★★★★☆9.5
   
★=1.0点 ☆=0.5点

【デリシュ!】

公式サイト
https://delicieux.ayapro.ne.jp/
作品基本データ
原題:DÉLICIEUX
製作国:フランス、ベルギー
製作年:2020年
公開年月日:2022年9月2日
上映時間:112分
製作会社:Nord-Ouest Films, SND Groupe M6, Auvergne-Rhone-Alpes Cinema, Artemis Productions
配給:彩プロ
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:エリック・ベナール
脚本:エリック・ベナール、ニコラ・ブークリエフ
エグゼクティブプロデューサー:エーヴ・フランソワ=マシュエル
プロデューサー:クリストフ・ロシニョン、フィリップ・ボエファール
共同プロデューサー:パトリック・キネ
撮影:ジャン=マリー・ドルージュ
美術:ベルトラン・ザイ
音楽:クリストフ・ジュリアン
録音:ドミニク・ラクール
整音:ファビアン・デヴィレール
編集:リディア・デコベール
衣裳:マデリーン・フォンテーヌ
音声編集:アレクサンドル・フルーラン
キャスティング:ダビッド・ベルトラン
料理監修:ティエリー・シャリエ、ジャン=シャルル・カルマン
キャスト
ピエール・マンスロン:グレゴリー・ガドゥボワ
ルイーズ:イザベル・カレ
バンジャマン:ロレンゾ・ルフェーブル
シャンフォール公爵:バンジャマン・ラベルネ
イアサント執事:ギヨーム・ドゥ・トンケデック

(参考文献:KINENOTE)


【ボイリング・ポイント 沸騰】

公式サイト
http://www.cetera.co.jp/boilingpoint/
作品基本データ
原題:BOILING POINT
製作国:イギリス
製作年:2021年
公開年月日:2022年7月15日
上映時間:95分
製作会社:Ascendant Films, Burton Fox Films
配給:セテラ・インターナショナル
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督・製作総指揮:フィリップ・バランティーニ
脚本:フィリップ・バランティーニ、ジェームズ・A・カミングス
製作:バート・ラスポリ、ヘスター・ルオフ
撮影:マシュー・ルイス
美術:エイミー・ミーク
衣装:カレン・スミス
ヘアメイク:ジュリア・サンチェス・メリノ
キャスト
アンディ・ジョーンズ:スティーヴン・グレアム
カーリー:ヴィネット・ロビンソン
アリステア・スカイ:ジェイソン・フレミング
フリーマン:レイ・パンサキ
エミリー:ハンナ・ウォルターズ
トニー:マラカイ・カービー
ベス:アリス・フィーザム
ビル:タズ・スカイラー
カミール:イーズカ・ホイル
サラ・サウスワース:ルルド・フェイバース
ジェイミー:スティーヴン・マクミラン
ジェイク:ダニエル・ラカイ
ソフィア:ガラ・ボテロ
アンドレア:ローリン・アジュフォ
ロビン:エイン・ローズ・デイリー
ディーン:ゲイリー・ラモント
フランク:ロビン・オニール
メアリー:ローザ・エスコーダ
ラブジョイ衛生監視官:トーマス・クームズ

(参考文献:KINENOTE)


【ザ・メニュー】

公式サイト
https://www.searchlightpictures.com/the-menu/
作品基本データ
原題:THE MENU
製作国:アメリカ
製作年:2022年
公開年月日:2022年11月18日
上映時間:107分
製作会社:Hyperobject Industries
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:マーク・マイロッド
脚本:セス・ライス、ウィル・トレイシー
製作:アダム・マッケイ、ベッツィ・コッチ
撮影:ピーター・デミング
美術:イーサン・トーマン
音楽:コリン・ステットソン
編集:クリストファー・テレフセン
衣裳デザイン:エイミー・ウエストコット
料理監修:ドミニク・クレン
キャスト
スローヴィク:レイフ・ファインズ
マーゴ:アニャ・テイラー=ジョイ
タイラー:ニコラス・ホルト
エルサ:ホン・チャウ
リリアン:ジャネット・マクティア
リチャード:リード・バーニー
アン:ジュディス・ライト
テッド:ホール・アデルスタイン
フェリシティ:エイミー・カレロ
ソーレン:アルトゥーロ・カストロ
ブライス:ロブ・ヤン
デイヴ:マーク・セント・シア
映画スター:ジョン・レグイザモ

(参考文献:KINENOTE、「ザ・メニュー」パンフレット)


【フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊】

公式サイト
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/french_dispatch
作品基本データ
原題:THE FRENCH DISPATCH OF THE LIBERTY, KANSAS EVENING SUN
製作国:アメリカ
製作年:2021年
公開年月日:2022年1月28日
上映時間:107分
製作会社:American Empirical Pictures
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
カラー/サイズ:パートカラー/スタンダード・ビスタ・シネスコ
スタッフ
監督・脚本:ウェス・アンダーソン
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ、ヒューゴ・ギネス、ジェイソン・シュワルツマン
製作総指揮:ロマン・コッポラ、ヘニング・モルフェンタ、クリストフ・フィッサー、チャーリー・ウォーケン
製作:ウェス・アンダーソン、スティーヴン・レイルズ、ジェレミー・ドウソン
共同製作:オクタヴィア・ベイセル
撮影:ロバート・イェーマン
美術:アダム・ストックハウゼン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
音楽監修:ランドール・ポスター
編集:アンドリュー・ワイスブラム
衣裳デザイン:ミレーナ・カノネロ
キャスト
モーゼス・ローゼンターラー:ベニチオ・デル・トロ
ジュリアン・カダージオ:エイドリアン・ブロディ
J・K・L・ベレンセン:ティルダ・スウィントン
シモーヌ:レア・セドゥ
ルシンダ・クレメンツ:フランシス・マクドーマンド
ゼフィレッリ:ティモシー・シャラメ
ジュリエット:リナ・クードリ
ローバック・ライト:ジェフリー・ライト
警察署長:マチュー・アマルリック
ネスカフィエ:スティーヴン・パーク
アーサー・ハウイッツァー・Jr:ビル・マーレイ
エルブサン・サゼラック:オーウェン・ウィルソン
ポール・デュヴァル:クリストフ・ヴァルツ
運転手:エドワード・ノートン
エルメス・ジョーンズ:ジェイソン・シュワルツマン
ナレーション:アンジェリカ・ヒューストン

(参考文献:KINENOTE)


【グレート・インディアン・キッチン】

公式サイト
https://twitter.com/tgik_jp
作品基本データ
原題:മഹത്തായ ഭാരതീയ അടുക്ക
製作国:インド
製作年:2021年
公開年月日:2022年1月21日
上映時間:100分
製作会社:Mankind Cinemas, Symmetry Cinemas, Cinema Cooks
配給:SPACEBOX
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督・脚本:ジヨー・ベービ
製作総指揮:マシューズ・プリカン
製作:ディジョー・アガスティン、ジョモン・ジェイコブ、ヴィシュヌ・ラジャン、サジン・S・ラジ
撮影:サル・K・トーマス
美術:ジシン・バブ・マヌール
音楽:スラジ・S・クルプ、マシューズ・プリカン
編集:フランシス・ルイス
キャスト
妻:ニミシャ・サジャヤン
夫:スラージ・ヴェニャーラムード
夫の父:T・スレーシュ・バーブ
夫の母:アジタ・V・M

(参考文献:KINENOTE)


【PIG/ピッグ】

公式サイト
https://pig-movie.jp/
作品基本データ
原題:PIG
製作国:アメリカ
製作年:2020年
公開年月日:2022年10月7日
上映時間:92分
製作会社:Pulse Films,BlockBox Entertainment,Valparaiso Pictures,Saturn Films
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督・脚本:マイケル・サルノスキ
原案:ヴァネッサ・ブロック、マイケル・サルノスキ
製作:ヴァネッサ・ブロック、ディミトラ・ツィングー、トーマス・ベンスキー、ベン・ギラディ、ドリ・ラース、ジョセフ・レスタイノ
プロデューサー:デヴィッド・キャリコ、アダム・ポールセン、ニコラス・ケイジ、スティーヴ・ティッシュ
撮影:パット・スコーラ
美術:タイラー・ロビンソン
音楽:アレクシス・グラプサス、フィリップ・クライン
編集:ブレット・W・バックマン
衣裳デザイン:ジェイミー・ハンセン
キャスト
ロブ:ニコラス・ケイジ
アミール:アレックス・ウルフ
ダリウス:アダム・アーキン

(参考文献:KINENOTE)


【白いトリュフの宿る森】

公式サイト
https://www.truffle-movie.jp/
作品基本データ
原題:THE TRUFFLE HUNTERS
ジャンル:ドキュメンタリー
製作国:イタリア、アメリカ、ギリシャ
製作年:2020年
公開年月日:2022年2月18日
上映時間:84分
製作会社:Beautiful Stories, Faliro House, Artemis Rising, Frenesy Film
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督・撮影・プロデューサー:マイケル・ドウェック、グレゴリー・カーショウ
製作総指揮:ルカ・グァダニーノ他
共同製作:レティツィア・グリエルミーノ、レネ・サイモン・クルーズ・Jr
音楽:エド・コルテス
編集:シャーロット・ムンク・ベンツン
音響デザイン・レコーディングミキサー:スティーブン・ウラタ
キャスト
カルロ・ゴネッラ
マリア・チッチー
アウレリオ・コンテルノ
アンジェロ・ガリアルディ
エジディオ・ガリアルディ
セルジオ・コーダ
ジャン・フランコ・クルティ
パオロ・スタッキーニ

(参考文献:KINENOTE、「白いトリュフの宿る森」パンフレット)


【ソウル・オブ・ワイン】

公式サイト
https://mimosafilms.com/wine/
作品基本データ
原題:LÂME DU VIN
製作国:フランス
製作年:2019年
公開年月日:2022年11月4日
上映時間:102分
製作会社:Schuch Productions
配給:ミモザフィルムズ
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督・脚本:マリー・アンジュ・ゴルバネフスキー
監修:アレクサンドラ・ポッケ
製作総指揮:マリアンヌ・レレ
撮影:エルヴィール・ブルジョワ、フィリップ・ブレロー
音響:ブルーノ・エリンガー、リュドヴィック・エリアス、エマニュエル・ル・ガル
整音:ダミアン・ボワテル
編集:フレデリック・ボネ
キャスト
ベルナール・ノブレ
クリストフ・ルーミエ
ドミニク・ラフォン
オリヴィエ・プシエ
フレデリック・ラファルジュ
カロリーヌ・フュルストス
オリヴィエ・バーンスタイン
ステファン・シャサン
ジャック・ピュイゼ
オベール・ド・ヴィレーヌ
石塚秀哉
手島竜司

(参考文献:KINENOTE、「ソウル・オブ・ワイン」パンフレット)


【クライ・マッチョ】

公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/crymacho-movie/
作品基本データ
原題:CRY MACHO
製作国:アメリカ
製作年:2021年
公開年月日:2022年1月14日
上映時間:104分
製作会社:Malpaso Productions,Ruddy Productions
配給:ワーナーブラザース映画
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ニック・シェンク、N・リチャード・ナッシュ
原作:N・リチャード・ナッシュ
製作総指揮:デヴィッド・M・バーンスタイン
製作:クリント・イーストウッド、アルバート・S・ラディ、ティム・ムーア、ジェシカ・マイアー
撮影:ベン・デイヴィス
美術:ロン・リース
音楽:マーク・マンシーナ
編集:ジョエル・コックス、デヴィッド・コックス
衣装:デボラ・ホッパー
キャスト
マイク・マイロ:クリント・イーストウッド
ラフォ:エドゥアルド・ミネット
ハワード・ポルク:ドワイト・ヨーカム
マルタ:ナタリア・トラヴェン
レタ:フェルナンダ・ウレホラ

(参考文献:KINENOTE)


【ハウス・オブ・グッチ】

公式サイト
https://www.mgmstudios.com/house-of-gucci/
作品基本データ
原題:HOUSE OF GUCCI
製作国:アメリカ
製作年:2021年
公開年月日:2022年1月14日
上映時間:159分
製作会社:Metro-Goldwyn-Mayer,Bron Studios,Scott Free Productions
配給:東宝東和
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:リドリー・スコット
脚本:ベッキー・ジョンストン、ロベルト・ベンティベーニャ
原作:サラ・ゲイ・フォーデン
製作総指揮:ケヴィン・ウルリッチ、ミーガン・エリソン、エイダン・エリオット、マルコ・ヴァレリオ・プジーニ、アーロン・L・ギルバート、ジェイソン・クロース
製作:リドリー・スコット、ジャンニーナ・スコット、ケヴィン・J・ウォルシュ、マーク・ハッファム
撮影:ダリウス・ウォルスキー
美術:アーサー・マックス
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
編集:クレア・シンプソン
衣裳デザイン:ジャンティ・イェーツ
キャスティング:ケイト・ローデス・ジェームズ
キャスト
パトリツィア・レッジャーニ:レディー・ガガ
マウリツィオ・グッチ:アダム・ドライバー
アルド・グッチ:アル・パチーノ
パオロ・グッチ:ジャレッド・レト
ロドルフォ・グッチ:ジェレミー・アイアンズ
ピーナ・アウリエンマ:サルマ・ハエック
パオラ・フランキ:カミーユ・コッタン
ドメニコ・デ・ソーレ:ジャック・ヒューストン
ソフィア・ローレン:マダリーナ・ディアナ・ゲネア
トム・フォード:リーヴ・カーニー
ネミール・キルダル:ユセフ・カーコア

(参考文献:KINENOTE)

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映画ウォッチャー 埼玉県出身。子供のころからSF映画が好きで、高校時代にキューブリックの「2001年宇宙の旅」を観たところ、モノリスに遭遇したサルの如く芸術映画に目覚め、国・ジャンルを問わない“雑食系映画ファン”となる。20~30代の一般に“青春”と呼ばれる貴重な時をTV・映画撮影現場の小道具係として捧げるが、「映画は見ているうちが天国、作るのは地獄」という現実を嫌というほど思い知らされ、食関連分野の月刊誌の編集者に転向。現在は各種出版物やITメディアを制作する会社で働きながら年間鑑賞本数1,000本以上という“映画中毒生活”を続ける“ダメ中年”である。第5回・第7回・第8回の計3回、キネマ旬報社主催の映画検定1級試験に合格。第5回・第6回の田辺・弁慶映画祭の映画検定審査員も務めた。