冬野菜入荷多く安値が目立つ

2020年2月第1週(1月31日〜2月6日)

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2020年2月第1週(1月31日〜2月6日)の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,760t(前週比104%、前年同期比106%)。

前週比ではじゃがいも、ねぎ、ピーマン等が減少したが、ごぼう、レタス、ほうれんそう等が増加したため、4%の増加となった。

前年同期比では、きゅうり、トマト、ミニトマト等が減少したが、ブロッコリー、だいこん、ほうれんそう等が増加したため、6%の増加となった。

市況は、前週比では 弱保合、前年同期比では区々となった。

品目別の動き

だいこん 神奈川県、千葉県等から順調に入荷し、前週比12%の増加となった。神奈川県産の価格は保合となった。

にんじん 千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、春野菜の出荷準備作業のため出荷量が減少したため、前週比2%の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

キャベツ 愛知県を中心に千葉県等から順調に入荷し、前週比11%の増加となった。荷動きはまずまずだが全体量が多く相場は下落し、愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス 静岡県を中心に兵庫県等から入荷し、静岡県産が潤沢に入荷し前週比18%の増加となった。静岡県産の価格は弱保合となった。

はくさい 茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、前週比1%の微減となった。春商材が出回ってきて荷動きが鈍化したため、茨城県産の価格は弱含みとなった。

ほうれんそう 茨城県、群馬県等から入荷し、前週比16%の増加となった。入荷順調にともなう数量増により引き合いが弱まったため群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ 千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比11%の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり 宮崎県、千葉県等から順調に入荷し、前週比6%の増加となった。週前半は恵方巻需要から相場が上昇したが、後半は需要が収束して高値反動もあり相場が急落した。宮崎県産の価格は弱含みとなった。

なす 高知県を中心に入荷し、前週比3%の増加となった。高値のため引き合いは弱く高知県産の価格は弱含みとなった。

トマト 熊本県を中心に愛知県等から入荷し、前週比3%の増加となった。熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン 宮崎県を中心に高知県等から入荷したが、前週比10%の減少となった。宮崎県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物(野菜)の市況(2020年2月第1週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引産地単位(kg)価格
だいこん594112133せり神奈川10-
相対神奈川10605
かぶ51100109せり千葉0.8-
相対千葉0.8108
にんじん28998102せり千葉10-
相対千葉101,296
ごぼう39121105せり青森4-
相対青森4648
キャベツ809111120せり愛知10-
相対愛知10486
レタス291118117せり静岡10-
相対静岡101,836
はくさい5649990せり茨城15-
相対茨城15576
こまつな53108119せり茨城0.2-
相対茨城0.263
ほうれんそう85116131せり群馬0.2-
相対群馬0.290
ねぎ22589105せり千葉5-
相対千葉51,080
みずな239790せり茨城0.2-
相対茨城0.261
セルリー369998せり静岡10-
相対静岡101,620
ブロッコリー198113161せり愛知5-
相対愛知5929
きゅうり17310679せり宮崎5-
相対宮崎53,715
なす84103103せり高知5-
相対高知52,743
トマト21610383せり熊本4-
相対熊本41,642
ミニトマト639687せり熊本3-
相対熊本32,117
ピーマン569087せり宮崎0.13-
相対宮崎0.13122
じゃがいも3808195せり北海道10-
相対北海道10-
さつまいも14510995せり千葉5-
相対千葉51,015
さといも2410497せり埼玉10-
相対埼玉103,672
たまねぎ501115111せり北海道20-
相対北海道20-
なましいたけ33103112せり岩手0.1-
相対岩手0.1101
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/