取扱数量は前週比べ18%減

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2021年12月第4週(12月25日〜12月31日)の概況より。
7日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ18%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,153t(前週比83%、前年同期比85%)。

このうち鮮魚類は526t(前週比82%、前年同期比91%)、冷凍魚類は250t(前週比87%、前年同期比79%)、塩干加工品は377t(前週比81%、前年同期比81%)。

日ごとの動き

12月24日(金) 週末の取引、入荷はやや減ったがクリスマスイブで鮮魚の引き合いは弱め。スルメが小高く、サバ、イワシは強保合、カツオは小幅続落、メジは軟調、相場全体では強保合

12月25日(土) 開市日の間の取引、仲卸らの買い気は引き続き弱く売れ行きは鈍い。アジ、イワシが小幅下落、スルメ、メジは弱保合、サバ、ブリはさえない値動き、相場全体では小幅下落

12月26日(日) 年末の日曜開市日の取引、買い気はいまひとつ。アジ、イワシが2〜3割続落、カツオ、ブリは軟調、メジは堅調な相場形成、相場全体では軟調

12月27日(月) 週明けの取引、入荷増で買い気は引き続き弱め。メジが続堅調、イワシはしっかり、カツオは小安く、ブリは小甘い、相場全体では強保合

12月28日(火) 連続開市日の間の取引、入荷は少なめだが荷動きは低調。イワシが3〜5割、ブリは2〜4割、アジは2〜3割の上伸、スルメは小高く、サバは弱保合、相場全体では上伸

12月29日(水) 水曜開市日の取引、年末最終市の前日で鮮魚類の買い気は低調。サバが3〜4割、カツオは1〜2割の上伸、ブリは2〜3割、アジは1〜2割の続伸、薄商いながら浜高を反映した卸値、相場全体では続伸

12月30日(木) 年末最終市の取引、鮮魚類の買い気は低調。サバが高値反動から4〜5割、ブリは小さく反落、スルメは強保合、イワシは区々、相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中小型の入荷がなく、中型は長崎を主体に入荷、前週に比べ数量は60%減少し、価格は中型がわずかに上昇

サバ 岩手を主体に入荷、前週に比べ数量は63%減少し、価格は約3.5割高。

イワシ 岩手を主体に入荷、前週に比べ数量は46%減少し、価格は2.5割安。

スルメイカ 三重や静岡を主体に入荷、前週に比べ数量は59%減少し、価格は約0.5割高。

カツオ 長崎を主体に入荷、前週に比べ数量は14%減少し、価格は1割強安。

生サンマ 入荷なし。

ムキカキ 39%減少し、三陸産の価格は1.5割高。

主な水産物の市況(2021年12月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ79.116990各地5,363
海外4,766
メバチ39.28372各地※冷凍1,272
アジ19.74074長崎725
-中小-
サバ15.237103岩手463
イワシ9.854109岩手463
スルメイカ2.84121三重ほか1,180
冷スルメイカ3.372183各地-
サンマ0.84289--
北海道ほか解凍-
カレイ4.83377北海道-
青森ほかマコ1,458
北海道アカ659
北海道アサバ504
ハマチ54.818175鹿児島ほか野〆1,296
塩サケ17.17294北海道トキ-
北海道アキ1,026
タラ類16.15699岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ4.886282長崎1,026
キンメダイ4.558136静岡ほか1,944
ムキカキ10.76189三陸2,459
各地-
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/