木曜雨市で買い気弱。弱保合

2022年12月第3週(12月16日〜12月22日)

豊洲(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年12月第3週(12月16日〜12月22日)の概況より。
21日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,201t(前週比108%、前年同期比86%)。

このうち鮮魚類は544t(前週比100%、前年同期比85%)、冷凍魚類は286t(前週比107%、前年同期比100%)、塩干加工品は372t(前週比124%、前年同期比80%)。

日ごとの動き

12月16日(金) 週末の取引、買い気は低調。アジが2〜5割反発、ブリは1〜2割上伸、サバは堅調、スルメはしっかり、カツオは2割、イワシは1割下落、メジは軟調。相場全体では区々

12月17日(土) 休市前の取引、各魚種とも、全国的なしけで低調な出回りだったため、荷動きはおおむね良好。アジ、サバが小反落、ブリが弱保合、カツオは4〜5割反発、スルメは堅調、イワシは保合。相場全体では区々

12月19日(月) 週明けの取引、入荷増で買い気は弱め。アジが3割続落、イワシは1〜2割下落、メジは小甘い、スルメは弱保合、カツオはしっかり、サバは強保合、ブリは小動き。相場全体では小安い

12月20日(火) 休市前の取引、入荷も少なく、荷動きはおおむね順調。アジが4〜5割反発、サバは堅調、イワシ、カツオは強保合、メジは軟調、ブリは小動き、スルメは保合。相場全体ではしっかり

12月22日(木) 休市明けの取引、雨市で買い気は弱かった。メジが続軟調、アジは弱保合、イワシは小甘い、ブリは区々、サバは小動き、スルメ、カツオは保合。相場全体では弱保合

品目別の動き

アジ 中型が富山、中小型が千葉主体に入荷。数量は前週に比べ6%減少し、価格は中型が0.5割弱安、中小型が1割強安。

サバ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ6%増加し、価格は1割強安。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ32%増加し、価格は2割弱高。

スルメイカ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ51%減少し、価格は2.5割弱高。

カツオ 高知主体に入荷。数量は前週に比べ33%減少し、価格は1割弱高。

ムキカキ 4%増加し、三陸産の価格は0.5割強安。

主な水産物の市況(2022年12月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ34.87574各地15,1207,3373,240110105
海外5,4004,2123,56485105
メバチ73.4126156各地※冷凍3,7801,3531,02698109
アジ47.19495富山1,1885183249673
千葉中小64841432488153
サバ27.610667北海道1,62049732488144
イワシ10.413257北海道1,620648324118105
スルメイカ3.44950千葉1,9441,5981,404124141
冷スルメイカ311565各地1,080-810--
サンマ2.696137------
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ9.95768北海道756594486112157
宮城ほかマコ1,080864432145145
北海道アカ972716486109121
北海道アサバ648459324116106
ハマチ23.311577愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ19.68683北海道トキ3,7803,5653,240100-
北海道アキ1,1881,1341,080100111
タラ類3291112岩手ほか1,620-216--
宮城ぶわ1,620-1,512--
カツオ1.86732高知4,8601,912864109164
キンメダイ6.99590東京ほか5,1842,2461,080100119
ムキカキ14.210482三陸4,1042,6441,62094123
各地2,1601,6471,29610285
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/