米国の食中毒等の主要病原体

No.16(2025.08.06)

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国立医薬品食品衛生研究所が集めた食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報から。米国CDCは、米国内での罹患による食品由来疾患の主要な病原体に関する推定値(2019年)を発表した。ドイツBfR所長はインド食品安全基準局を訪問した。

 米国の、有機栽培のニンジンに関連の大腸菌O121、ミニペストリーに関連して発生したサルモネラ、キュウリに関連のサルモネラ、カナダのソーセージに関連のサルモネラについての更新情報がある。米国CDCは、米国内での罹患による食品由来疾患の主要な病原体に関する推定値(2019年)を発表した。ドイツBfR所長はインド食品安全基準局を訪問した。

目次

【米国食品医薬品局(US FDA)】

1. ミニペストリーに関連して発生したサルモネラ(Salmonella Enteritidis)感染アウトブレイク(2025年3月20日付最終更新)

【米国疾病予防管理センター(US CDC)】

1. 有機栽培のニンジンに関連して複数州にわたり発生した大腸菌O121感染アウトブレイク(2024年12月18日付最終更新)

2. キュウリに関連して複数州にわたり発生したサルモネラ(Salmonella Typhimurium)感染アウトブレイク(2025年1月8日付最終更新)

【Emerging Infectious Diseases(US CDC EID)】

1. 米国内での罹患による食品由来疾患-主要な病原体に関する推定値(2019年)

【カナダ公衆衛生局(PHAC)】

1. 公衆衛生通知:様々なブランドのサラミおよびソーセージ製品に関連して発生しているサルモネラ(Salmonella I4,[5],12:i:-)感染アウトブレイク(2025年7月19日付更新情報)

【欧州委員会健康・食品安全総局(EC DG-SANTE)】

1. 食品および飼料に関する早期警告システム(RASFF:Rapid Alert System for Food and Feed)

【ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)】

1. インドとドイツが既存の協力関係を強化 - ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)のHensel所長がインド食品安全基準局(FSSAI)を訪問

食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/dsi/food-info/foodinfonews/index.html
食品安全情報(微生物)No.16(2025.08.06)
https://www.nihs.go.jp/dsi/food-info/foodinfonews/2025/foodinfo202516m.pdf