交叉する外食と農業の未来 栄養週期がたどってきた道 2008年7月4日 齋藤訓之 イネに肥料を与えるやり方として、独特の体系を持っているのが、「栄養週期」という農法を実践する人たちです。独特の体系といいますが、これはマジックではなく、植物の生理を研究した上でたどり着いた基本中の基本というのが、彼らの考え方です。
交叉する外食と農業の未来 水田作に肥料はいらない? 2008年7月4日 齋藤訓之 水田に肥料を施す量、その種類、あるいはそもそも肥料を使うかどうかにも、農家の考え方や、地域の気候風土、土壌の性質の差などが表れます。
交叉する外食と農業の未来 耕し方のいろいろ 2008年5月23日 齋藤訓之 水田の耕し方はさまざま。田植えについて農家に話を聞くならば、植える苗のことだけでなく、もちろん水田そのものについても尋ねてみたいものです。
交叉する外食と農業の未来 田植えの時期と方法から、農家の考え方を聞き出す 2008年5月8日 齋藤訓之 関東地方をはじめ、多くの地域で田植えシーズンがたけなわを迎えています。この時期の水田を観察すると、それぞれの農家の考え方がかなり分かり、面白いものです。
交叉する外食と農業の未来 コシヒカリの人気低下はコメ人気上昇の前触れ 2008年3月7日 齋藤訓之 コメの品種に、新しい波が打ち寄せています。まだ小さなうねりのようなものですが、遠からず大きな波となって、コメ生産と消費の様子は大きく変わるでしょう。
交叉する外食と農業の未来 米国と比べて分かる、日本のジャガイモ生産事情 2008年2月22日 齋藤訓之 関東ではそろそろジャガイモを植え付ける時期です。国連は2008年を「国際ポテト年」(International Year of Potato, 2008)と宣言しています。食料の不安をなくし、貧困を根絶する狙いで、さまざまな機関がジャガイモに関する催しを行うことを予定しています。飲食店にとっても、ジャガイモ料理をアピールするよいチャンスかも知れません。
交叉する外食と農業の未来 シシリアンルージュが提案する新しい食事 2008年1月23日 齋藤訓之 東京・虎ノ門のそば店「さ和長」で、「シシリアンルージュ鍋」(2500円)というものを提供している。「シシリアンルージュ」というのは中玉のトマトの名前だ。
交叉する外食と農業の未来 国産農産物に、いま猛烈なフォローの風が吹いている(2) 2008年1月16日 齋藤訓之 一方、食品メーカー、小売業、外食業などの需用者は、買うのが上手と言えるでしょうか。それぞれの会社に、農産物の目利きはいるかもしれません。市場で野菜を上手に選んでくる料理人もたくさんいます。でも、本当に使いたいものを生産地に入り込んで作ってもらうことができる人は少ないものです。
交叉する外食と農業の未来 国産農産物に、いま猛烈なフォローの風が吹いている(1) 2007年12月27日 齋藤訓之 風害に対して、県などの行政も指をくわえて見ているわけにはいかないということになり、最近は農家に冬場の麦作を呼びかけたり、緑肥といって、実の収穫を目的にするのではなく、青刈りして圃場にすき込んで肥料とすることを目的に麦類などの作物を育てることを推進し、このために無料で緑肥作物の種子を配布するということも行っています。
交叉する外食と農業の未来 畑の土が消えていく(2) 2007年12月21日 齋藤訓之 戦後、化学肥料が普及すると、堆肥を作ったり撒いたりすることが減っていきました。もともと、堆肥作りはたいへんな手間と時間がかかります。しかも、圃場に均等に撒く作業も、機械化しづらい作業だったためたいへんでした。そこへ、粒状などで撒きやすい化学肥料が登場したので、農家は仕事がラクになるといってとても喜びました。
交叉する外食と農業の未来 畑の土が消えていく(1) 2007年12月19日 齋藤訓之 私から見ると、多くの外食関係者あるいは都市生活者の農家や農業に対するイメージは、現実とかけ離れているように見えます。そして、それによって自社が損をしたり、お客様に損をさせたり、あるいは生産者を苦しめたりすることが多いようです。この稿が、みなさんが農家や農業に対して抱いているイメージを、少しでも考え直してみるきっかけになればと思います。