既存店客数減続く。客単価上昇

2025年8月

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2025年8月度を発表した。全店売上高は10716億6800万円(前年同月比102.2%)だった。既存店売上高は10296億9200万円(前年同月比102.1%)、既存店客数13億6747万3000人(同99.9%)、既存店客単価753.0円(同102.2%)だった。

 JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。

今月は各種キャンぺーンの実施等により客単価が伸びたことから、全店・既存店ともに売上高が前年を上回る結果となった。なお、商品別では、おにぎり、カウンター商材、菓子、玩具等が好調に推移した。

店舗売上高

 全店売上高は10716億6800万円。前年同月比225億9800万円増(+2.2%)。前月比61億1500万円減(−0.6%)。既存店売上高は10296億9200万円。前年同月比211億1100万円増(+2.1%)。前月比62億7600万円減(−0.6%)。

 全店・既存店はともに6カ月連続のプラス。

来店客数

 全店客数は14億3402万9000人。前年同月比352万人減(−0.2%)。前月比3710万人減(−2.5%)。既存店客数は13億6747万3000人。前年同月比98万2000人減(−0.1%)。前月比3603万3000人減(−2.6%)。

 全店は3カ月ぶりのマイナス・既存店は2カ月連続のマイナス。

平均客単価

 全店客単価は747.3円。前年同月比17.5円上昇(+2.4%)。前月比14.7円上昇(+2.0%)。既存店客単価は753.0円。前年同月比16.0円上昇(+2.2%)。前月比14.9円上昇(+2.0%)。

 全店・既存店はともに8カ月連続のプラス。

商品構成比および前年増減比

日配食品
構成比35.4%(前月35.7%)/前年比103.4%。
カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
加工食品
構成比29.1%(前月29.1%)/前年比101.0%。
菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
非食品
構成比31.1%(前月30.6%)/前年比101.9%。
たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
サービス
構成比4.4%(前月4.6%)/前年比100.3%。
プリペイドカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等

※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。

店舗数

 店舗数は55,923店。前年同月比193店増(+0.3%)。前月比41店増(+0.1%)。

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
https://www.jfa-fc.or.jp/
調査対象
JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン