サンマ24倍増。北海道主体

2025年8月第3週(2025年8月15日〜2025年8月21日)

サンマ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2025年8月第3週(2025年8月15日〜2025年8月21日)の概況より。
15日(金)、20日(水)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ9%の増加。前年同期は2024年8月16日〜2024年8月22日。
1日平均取扱数量は総量1,020t(108%、97%)。このうち鮮魚類は547t(前週比109%、前年同期比107%)、冷凍魚類は233t(前週比114%、前年同期比91%)、塩干加工品は241t(前週比99%、前年同期比86%)。

日ごとの動き

8月16日(土)休市前の取引、3連休明けで、買い気はまずまず。ブリは1〜2割反発、サバは続堅調、サンマは大幅に下落、アジは2〜5割反落、カツオもおおむね反落し、スルメはできず。相場全体では区々。

8月18日(月)休市明けの取引、買い気はまずまず。アジは6割急反発、スルメは3〜4割上伸、カツオは2〜3割反発、サンマは3〜4割続落、イワシは1〜2割下落、サバは軟調、ブリは弱保合だった。相場全体では区々。

8月19日(火)休市前の取引、入荷は減ったが、買い気は後退。スルメは3割反落し、アジもおおむね反落、サンマは1〜2割続落、サバは続軟調、ブリは軟調、イワシは堅調、カツオは区々となった。相場全体では下落。

8月21日(木)休市明けの取引、高値疲れから買い気は低調。サンマとアジはともに弱保合、サバとスルメはともに小幅続落、カツオは幾分値を下げ、イワシとブリはともに保合った。相場全体では小幅続落。

品目別の動き

アジ 中型が長崎と宮城、中小型が千葉主体に入荷。前週に比べ数量は17%増加、価格は中型が1.5割強高、中小型が6.5割高。

サバ 宮城主体に入荷。前週に比べ数量は14%増加、価格は3割強高。

イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は8%増加、価格はわずかに下落。

スルメイカ 青森主体に入荷。前週に比べ数量は7%減少、価格は4割強高。

カツオ 長崎と千葉主体に入荷。前週に比べ数量は6%増加、価格は1.5割安。

サンマ 北海道主体に入荷。前週に比べ数量は約24倍に増加。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2025年8月第3週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ42.584112各地14,0404,8052,16010160
海外17,2808,3312,16014081
メバチ38.39679各地※冷凍2,9161,185864102118
アジ30.911787長崎ほか1,944999486116105
千葉中小1,080891756165134
サバ19.2114173宮城756635324131124
イワシ19.1108145千葉1,0803923249769
スルメイカ15.493141青森1,9441,18854014271
冷スルメイカ2.7104135各地2,3762,160
サンマ48.42,420242北海道6,4801,45854083
各地解凍972648
カレイ4.610590北海道972918864121
青森ほかマコ1,080864
北海道アカ86412686
北海道アサバ648100
ハマチ8.58345愛媛ほか野〆1,9441,8361,782100155
塩サケ23.7154124北海道トキ2,7002,4842,376100
北海道アキ1,6201,5121,404100165
タラ類2.79379
宮城ぶわ1,7281,620
カツオ22.210657長崎ほか3,7809185408583
キンメダイ6.3150124東京ほか10,8002,7001,296114119

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
https://www.shijou.metro.tokyo.lg.jp/torihiki/week