おっさんETは何を食べるか

360 「となりの宇宙人」から

「となりの宇宙人」は、映画「戦国自衛隊」(1979)の原作(1974)などで著名な直木賞作家、半村良が1975年に発表した短編集の表題作が原作。ある夜、下町の2階建てボロアパートの庭に轟音と振動と共に突如出現した、棺桶のような謎の物体。その物体の中から現れた、全裸でスキンヘッドの男(宇野祥平)と、男に寄り添い、仲間が迎えに来るまで一緒に生活する田所運一郎(前田旺志郎)らアパートの住人たちとの交流を、食生活などを交えてレビューする。

※以下はR-15指定の映画の記述となります。15歳未満の方の閲覧を禁止します。

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映画ウォッチャー 埼玉県出身。子供のころからSF映画が好きで、高校時代にキューブリックの「2001年宇宙の旅」を観たところ、モノリスに遭遇したサルの如く芸術映画に目覚め、国・ジャンルを問わない“雑食系映画ファン”となる。20~30代の一般に“青春”と呼ばれる貴重な時をTV・映画撮影現場の小道具係として捧げるが、「映画は見ているうちが天国、作るのは地獄」という現実を嫌というほど思い知らされ、食関連分野の月刊誌の編集者に転向。現在は各種出版物やITメディアを制作する会社で働きながら年間鑑賞本数1,000本以上という“映画中毒生活”を続ける“ダメ中年”である。第5回・第7回・第8回の計3回、キネマ旬報社主催の映画検定1級試験に合格。第5回・第6回の田辺・弁慶映画祭の映画検定審査員も務めた。