ぶどう増。山梨シャイン弱保合

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年8月第5週（8月26日〜9月1日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,388t（前週比102％、前年同期比108％）。

日ごとの動き

前週比では、すいか、すもも、ネクタリン等が減少したが、りんご、なし、ぶどう等が増加したため、2％の増加となった。

前年同期比ではいちじく、みかん、アールスメロン等が減少したが、ネクタリン、もも、すもも等が増加したため、8％の増加となった。

市況は、前週比で弱含み、前年同期比で保合となった。

品目別の動き

みかん　佐賀県を中心に愛知県等から入荷し、前週比4％の増加となった。ハウスミカン、グリーンハウスみかん中心の中、沖縄県産「極早生みかんの販売がはじまりた。佐賀県産の価格は保合となった。

りんご　長野県を中心に山形県等から入荷し、長野県産「サンつがる」が出荷ピークとなり、前週比69％の大幅な増加となった。引き合いは前週に比べやや弱く、長野県産「つがる」の価格は弱保合となった。

なし　栃木県を中心に福島県等から入荷し、北関東から北の産地が出荷ピークに入っていることから、前週比19％の増加となった。引き合いは弱く、荷動きは鈍く、栃木県産「幸水」の価格は弱保合となった。

もも　福島県を中心に山梨県等から入荷したが、前週比19％の減少となった。入荷量は減少しているものの、引き合いは弱く、福島県産の価格は保合となった。

ネクタリン　長野県を中心に福島県等から入荷したが、前週比19％の減少となった。長野県産の価格は弱保合となった。

すもも　山梨県、山形県等から入荷したが、前週比27％の減少となった。引き合いはあるものの荷動きは鈍く、山梨県産の価格は弱含みとなった。

ぶどう　山梨県を中心に山形県等から入荷し、前週比12％の増加となった。価格は山形県産「デラウェア」は強保合、山梨県産「シャインマスカット」は弱保合、山梨県産「巨峰」は弱含み、岡山県産「アレキサンドリア」は弱保合となった。

いちじく　愛知県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比5％の増加となった。愛知県産の価格は保合となった。

アールスメロン　静岡県、青森県等から入荷し、前週比10％の増加となった。全体量が少なく下等級品の割合が多いことから、静岡県産の価格は強含みとなった。

すいかは山形県を中心に長野県等から入荷したが、山形県産の終了が近いことから、前週比60％の大幅な減少となった。山形県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年8月第5週）