健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

通販番組の構成手法(2)感動して売れなかったお話

前回から、普通の番組と通販番組の構成の仕方の違いについて書いています。普通の番組は最後まで結論を出さないことで興味をひきつけて視聴率を下げないようにするのですが、通販は短時間ですべてをわからせて納得させて、注文の電話を促すという違いをお話しました。ところが、地上波の通常の番組で敏腕を買われるディレクターさんたちが、この違いになかなか慣れないのです。そんな現場のオハナシを……。
再考・ワイン物流改善

ソムリエ下野隆祥氏の不満と願い

赤提灯で、下野隆祥氏が私に国産ワインのテイスティングをさせたのは、ダメージのない健康なワインを切望する心を語るためだった。ワインのリーファー輸送が業界にさまざまな波紋を呼ぶことを予想して躊躇する気持ちがあった私だったが、その夜の出来事をきっかけにその成功を誓うこととなった。
洋酒文化の歴史的考察

VI 女性バーテンダーのさきがけ(1)欧米編

19世紀半ばまで、旅人のための宿泊施設は、なんらかの目的を持った旅行の便宜のためにあった。しかし19世紀後半以降、欧米には富裕層のレジャーに利用目的を絞った高級ホテルが相次いで登場する。新大陸の新しい飲み物だったカクテルは、その中で新しい発達を遂げた。そしてカクテル史上に数々の伝説を残したサヴォイ・ホテルに、世界で最も有名な女性バーテンダーが現れる。
土を知る、土を使う

作物の栄養(19)光合成とのバランス(1)

植物は光合成によって炭水化物を合成し、エネルギーとして活用している。したがって、植物の栄養を考える際、光合成がうまくいっているかどうかを調べることも大切だ。観察のポイントは、作物が植えられている間隔と、作物自体の体の形となる。
恢復するチェーン

検証・渥美俊一氏のチェーンストア理論(12)絆とコミュニティに関する洞察が欠けている

商業とは単にモノとカネをやりとりするだけの即物的な行為ではない。そこには必ず、人間と人間の関係が生まれ、広がり、多様化する。本来、それに関する洞察は商業をより発展させるもののはずだが、従来のチェーン理論を含めた商業の研究では重視されてこなかった。これらについての研究が、今後のチェーンビジネスに新しい力を与えるはずだ。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.09(2012.05.2)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。ECのSCENIHRはリスク評価の際の科学文献の取り扱い方を明確にした。FDAは食品や化粧品にナノテクを利用する際のガイドラインを発表。またDMAA(1,3-ジメチルアミルアミン)含有製品を販売している10社に警告。KFDAは青少年向けに、“エナジードリンク”などによるカフェインの取りすぎについて注意喚起を行う。
ゴールデン・ウイークに思い出すすしのお話
食って・走って・また食った

後味の悪いすしのこと

ゴールデン・ウイークまっさかり。みなさんも家族サービスや行楽で楽しく忙しい時間を過ごしてらっしゃると思います。自分も連れ合いと関西旅行などをして、英気を養いました。ただ、食べ過ぎてしまったので自転車通勤では足りず、連休後半は専らジムで汗を流して、太くなってしまったメタボ腹をなんとか細くしようとあがいています。
健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

通販番組の構成手法(1)こまめにクライマックス!

今回は同じテレビ番組でも、違うことがイッパイの「普通の番組」と「通販番組」の違いについてお話しましょー。実はこの違いのため、私が普通の番組でご一緒したディレクターさんが、通販をやったら戸惑いの連続……という姿を幾度となく見てきました。テレビ業界の中でも多くの人があまり認識していないと思われる、その手法の違いについてのヒミツをご披露しましょ。
再考・ワイン物流改善

ソムリエ下野隆祥氏からいただいた励まし

「六人会」で出会ったソムリエ下野隆祥氏にはたくさんのことを教わった。その下野氏も、やはり輸入ワインのダメージに注意を払う人だった。ある日、氏に誘われて入った赤提灯で、意外なワインのテイスティングをすることとなり、私は氏の意図を量りかねて混乱した。
洋酒文化の歴史的考察
洋酒文化の歴史的考察

V 蜂印と赤玉~ボタニカルを巡って(3)

先行してシェアを広げていた「蜂印香竄葡萄酒」に挑んだ「赤玉ポートワイン」。この両者はともに“ワイン”の部類と思われるが、実は全く異なるジャンルの酒である。さらに興味深いのは、「赤玉」は「蜂印」に対して不利な部分で勝負をかけ、費用をかけて広告を展開した点だ。
土を知る、土を使う

作物の栄養(18)有機成分(2)

醗酵によって分子量を小さくした有機成分資材が開発され、活用されるようになっている。栽培上有効な上、ハンドリングもしやすいことで人気を集めている。しかしよく考えてみれば、このような有機成分の与え方が有効であるということを、近代化学以前の先人たちは知っていた。